自分は胴長短足であると悩んでいる方はいませんか?女性であればスタイル良く見せたいと思うのが普通のことですよね。
しかし、スタイルとなると簡単に改善することが難しく「わたしは脚が短いから仕方ない、、、」と自分磨きを妥協してしまっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
確かに、胴長短足は日本人のスタイルの特徴であり、欧米人と比べるとそもそも骨格から違いがあるようです。
しかし、最近ではスタイルが良い日本人女性の方もけっこう増えてきていますよね?ということは、胴長短足から脱出できる方法があるということです!
胴長短足になるには、実は理由があります。そして理由があるのならば、原因を知り、実践していけば解決することももちろん可能です。
そこで今回は、ご自身でもできる胴長短足を改善する方法を紹介していきたいと思います。
よかったら参考にしてみてくださいね。
胴長短足とは?
胴長短足の基準
突然ですが、あなたは本当に胴長短足ですか?
実は胴長短足にも基準があるのです。まずは初めに、胴長短足とは何かについて考えていきましょう。
自分は本当に胴長短足であるのか、ただ着こなしが悪くてそのように見えてるのか知ることが大切です。
胴長短足と呼ばれる明確な基準、それは、股下比率が45%以下であることです。反対に、47%以上であると脚が長いという基準値が設けられています。
この基準値はあくまでも日本人の数値であり、外国人の場合はまた変化します。
股下比率とはなんなのか?
股下比率とは、脚の長さと身長のバランスを比較する数値であり、
【股下÷身長×100=股下比率】という計算式で導き出せます。
身長によって必要な脚の長さは異なるので、単純に股下の長さを測定するだけでは自分が短足であるかどうかの判断はできません。
例えば、身長156㎝、股下68㎝の女性がいるとします。
この場合の計算式は「68÷156×100=43.589…=43.6%」股下比率は43.6%となり、基準値以下となります。
ちなみに、日本人の平均股下比率は
★日本人男性の平均身長171.90㎝、平均股下78.2㎝、
→平均股下比率 45.5%
★日本人女性の平均身長158.56㎝、平均股下70.9㎝、
→平均股下比率 44.7%
(文部科学賞_体力・運動能力調査_年齢別体格測定_20~24歳_平成13~30年度(18年間)の平均より)
このことから、日本人男性はどうやら脚が長いと判断できる方が多いようです。逆に、日本人女性は平均的に脚が短いといえるでしょう。
測定方法
股下の測定ってどうやってするの?と思った方もいるかもしれませんが、方法は簡単です。
まず股下とは脚幅を15㎝ほど開け直立した状態の、股下から床までの長さのことです。
身長測定を思い出してみてください。身長測定同様、身体を壁などにしっかりと伸ばした背中を付け、脚でメジャーを固定し、股間から下の長さを測定します。
より正確な値を測定したいのであれば、下半身は下着で測定するのがオススメです。
この方法が難しい方は、床に仰向けになり、脚を壁につけてメジャーを固定し測定する方法もあります。
しかし、自分の身体を正確に測定するのはなかなか難しかったりするので、恥ずかしさを捨て家族や友人に測定の協力を求めるのもよいかもしれません!
いかがでしたか?
これであなたが胴長短足に当てはまるのかどうか判断できたと思います。当てはまってしまった場合、どうにか改善していきたいですよね。
それでは、次に「脚が短い身体」になってしまう原因について説明していきます。
原因を知ることは、改善していくための重要なステップになります。
胴長短足の原因・影響を与えるもの
親からの遺伝
遺伝は少なからず影響はあるでしょう。
テレビでスタイル抜群のモデルさんの親もやはり元々スーパーモデルであったり、スポーツ選手の子どもが同じスポーツ選手になるといったことは珍しくないですよね。
つまり、胴長短足の親であれば、胴長短足としての遺伝を持って生まれてくる可能性もあります。
しかし、運動能力が平均的な親から生まれた子がメダリストになることも珍しくはない話です。
これは間違いなく、本人努力によるものですよね。
このように、生まれてからの生活習慣や食事によって身体の造りは変えることは可能なのです。
「胴長短足の親だから、、、」「親のせいで私は脚が短いんだ、、、」と努力することを諦めるのは早いです。
スタイルがよい人も裏では様々な努力をしています。
この記事を読んで短足であることに気づけた人は、これから改善のために努力すればいいのです!
正座をする
今でこそ畳が中心の生活は随分減りましたが、日本は正座やあぐらなど地べたに座って生活することが多いですよね。
実はこれが脚の成長を妨げているといわれています。
特に、正座は脚の筋肉にとても負担をかけます。
これは、正座をすると太ももやふくらはぎに自分の体重がかかり、脚全体の血流が悪くなることでリンパを滞らせ、老廃物が溜まってしまうのです。
正座をして脚が痺れるという経験をしたことがありませんか?
これは脚の血流が悪くなっているサインだったのです。
また、老廃物が溜まることでセルライトの原因にもなり、太ももが太くなるといった悪影響もあります。
日々の食生活
“身長を伸ばすためには牛乳(カルシウム)を飲め”というセリフは誰しもが聞いたことあるのではないのでしょうか。
しかし、身長が成長するため必要なのはカルシウムだけではありません。
身体全体が成長するためには、骨の成長が必須となってきますが、骨の成長のために必要となる栄要素は、カルシウムとマグネシウムです。
マグネシウム:カルシウム=1:2の割合で摂取することが理想的であるといわれています。
そしてこの栄養素を幼少期、また成長期にしっかりと摂取することが大切です。
あなたの幼少期・成長期の食生活はどうでしたか?
スポーツによる影響
バレーボールやバスケットボールによって身長が伸びると聞いたことはありませんか?
これは、ジャンプが影響しています。
バレーボールやバスケットボールは競技中に頻回にジャンプをするため、自然と脚の腱や筋を伸ばしています。骨は筋肉と同時に成長するため、脚が長くなると考えられています。
じゃあ脚を伸ばすためにとりあえずジャンプすればいいのか?という話ではありません。
あくまで、例に挙げたスポーツをしていたら短足になりにくいという基準の一つとして考えてくださいね!
胴長にも理由が?
「胴長短足=脚が短いから」と考えている方が多いと思いますが、日本人は胴が長いということも考えられます。
それは食生活が影響しています。
日本食は大豆や野菜などの繊維質を多く含む植物性の食品が多いですよね。
“食物繊維”と呼ばれるものです。
食物繊維とはヒト消化酵素で消化されない食品中の難消化性成分の総体のことをいいます。
食物繊維はダイエットによいと聞いたことはありませんか?実はここからきているのです。
食物繊維は保水性がよいことから水を含んで粘性を増します。
そのため、長い時間胃にとどまって食べ過ぎを防いだり、胃から腸への移動に時間がかかります。
この食物繊維の消化されにくい、消化に時間が必要という点が日本人の腸を長くしたと考えられています。そうなると必然的に胴も伸びるということです。
しかし、みなさんもご存じの通り食物繊維は栄養的価値は高い食品であり、摂取しないわけにはいきません。健康を考えるなら積極的に摂取していきたい食品です。
そうなると胴長短足に見せないためには、脚を長くみせることが必要になるということです!
それではこれから短足を改善するためにできること、また脚を長く見せる秘訣について紹介していきます。
短足を改善するために
食生活を意識する
先述したとおり、骨の成長にはカルシウムとマグネシウムをしっかりと摂ることが大切です。
成長期を過ぎたからと言って、骨を鍛えることに効果がないわけではありません。
外側だけでなく、内側からもケアをしていくことが大切です。
ただ、積極的にとはいえ何事もやりすぎは厳禁です。暴食することは避けましょう。
また、腸による吸収をサポートするためにビタミンDが必要となります。基本的に、ビタミンDは改めて摂らなくても外に出て日光を20分ほど浴びると体内で形成されます。しかし、仕事柄日光を浴びることが少ないという方は、ビタミンDを多く含むキノコ類を食べるとよいでしょう。
座り方を意識する
今までの日常生活での座り方を振り返ってみましょう。
座り方は脚に影響を与える重要な動作です。
先ほど正座は脚に負担をかけてしまうことを説明しましたよね。
正座をしなければいけない状況もあるかと思いますが、日常的に正座をしている人は正座をしないように意識しましょう。
また脚を組むのもよくないです。脚を組むと骨盤が歪み、きれいに脚を伸ばすことができません。
さらにO脚の原因になったり、片側に体重の比重がかかることでバランスの悪いスタイルになってしまいます。無意識のうちに脚を組んでしまう癖がついてしまっている人は、脚を組まないように意識してください。
整体に行く
困ったときはその道のプロに頼むのも一つの手です!
多くの短足の人は姿勢が悪い可能性が非常に高いです。
骨盤が後方に傾いていることで、脚が短くなってしまうのです。
反対に、骨盤が前傾していても反り腰になり下腹部に脂肪がつきやすくなったり、太ももの内側がむくみやすくなったりしますのでニュートラルな位置が理想的です。
もしかしたら本当は脚が長いのに、骨盤が歪んでいることから身体のバランスが悪く見栄えが悪くなっていた、なんてこともありえます。しかし、骨盤の歪みは自分で気づくことも治すことも難しいため、そこでオススメなのが「整体」に行くことなのです。今後もずっと共に生活をしていく自分の身体ですので、整体師さんに診てもらって骨盤や姿勢を正しい位置に戻してあげましょう!
ストレッチをする
ストレッチを行うと、普段の生活では動かすことの少ない筋肉を動かし、伸ばすことができます。
そうすることで血液やリンパの流れを良くして脂肪燃焼や老廃物の排出を促進します。
そして、ストレッチすることで関節の可動範囲を広げ、骨を伸ばす働きもあるのです。
またストレッチは身体だけでなく、心もリフレッシュさせ、心身ともに爽やかな気持ちにさせてくれるでしょう。
ここに参考となる動画を載せておきますのでよかったら参考にしてみてください。
胴長短足に見せないためにできること
足長効果のあるコーデを勉強する
これは誰もが気軽にできることではないでしょうか?
脚が短くても「視覚効果」をうまく利用して、脚を長くみせちゃいましょう!
★ショートトップスを着る
上半身が短くなれば、必然的に脚を長く見せることができます。
慣れないと着こなしが難しそうな気がしてしまいますが、思い切って行動してみることが大切です。
また一番簡単にできる方法として、ボトムスにインすることです。
インすることで、ウエストの位置を高く見せることができます。
★カラーを統一する
ボトムスの色と靴の色を統一することによって脚と靴が一体化して見え、視覚的に脚を長く見せることができます!
オススメは黒色です!黒の服は細く見せる効果があるといわれています。
コーディネートの中にポイントで黒を取り入れていくのもよいでしょう◎
★ワンピースを着る
これはただワンピースを着ればいいというわけではありません。
ワンピースをどのように着るかということが大切になってきます。
ベルトを使ってウエストをキュッと絞れば、ウエストを高い位置で調節ができ、着やせ効果もあります♡
★大きめのアクセサリーを身につける
相手の視線をなるべく上にもっていくために、ピアスやイヤリングなどを少し大きく目立つものにしてみましょう!
またヘアアクセサリーを使うのも◎
お尻を鍛える
一見、脚の長さとお尻は関係ないように思えますが、実は大きく関わっているのです。
お尻が垂れてしまっていることで脚が短く見えてしまうのです。
それを改善するためには、お尻をキュッと引き締める筋力トレーニングが必要になってきます。
こちらに1つ参考として動画を載せますが、お尻を鍛えるトレーニングは様々な種類がありますので、自分に合ったトレーニングを見つけてくださいね。
ただ、筋力トレーニングは正しいフォームが必要となります。やり方が分からない場合には、トレーナーさんやパーソナルトレーニングなど、プロの方の力を借りるのもよいと思います。
まとめ
いかがでしたか?日本人は元々の骨格の問題から、欧米人と比べるとスタイルを良く見せるのは簡単なことではないです。
しかし、出来ることはたくさんあります。
今回紹介してきたように、何気ない日常生活動作が脚を短くしてしまう原因になってしまいます。
始めは面倒に感じてしまうかもしれませんが、少しでも意識をしてみてください!
そうすれば、あなたが脚長女性へと変化する第一歩になることでしょう。