同族嫌悪の意味と使い方3選!同族嫌悪の類似語もご紹介!

「同族嫌悪」という言葉を聞いたことがあるけど、具体例を交えて説明してくださいと言われた場合、少し悩んでしまう人は多いのではないでしょうか。「同族嫌悪」とはどんな意味なのか?またどんなタイミングで使われるのか?具体的な使用例文や類似語を含めてご紹介いたします。「同族嫌悪」の意味を把握し、正しく使うことでワンランク上のビジネスマン、学生をなりましょう!

「同族嫌悪」の意味と使い方とは

「同族嫌悪」とは自分と同じ趣味思考や性質を持つ人に対して抱く嫌悪感のことを指します。「同族」の部分については、「同族」「同属」のどちらが適切かという話がしばし上がりますが、基本的には「同族」の方が一般的に広く使われています。漢字毎の使い分けについてはそれぞれ「 同族」は系統・血筋などが同じ場合に使われ、 「同属」は同じ種類、同じ属性に属するものといった意味で使われるという話もあります。漢字の違いはあるものの意味としては、ほとんど違わない為、何か特別に切り分けたい場合を除き「同族嫌悪」を使っておくのいいでしょう。

「同族嫌悪」の使い方3選

オタク同士は同族嫌悪が激しい

あの人は私のことが嫌いなようだがそれは私からみると同族嫌悪ではないかと思う

母は私の言葉遣いを嫌っているがそれは私からすると同族嫌悪だ

「同族嫌悪」の読み方とは

「同族嫌悪」の読み方は、「どうぞくけんお」です。

「同族嫌悪」の英語訳とは

「同族嫌悪」の英語訳は、「Cognate aversion」です。

「同族嫌悪」の対義語とは


「同気相求(どうきそうきゅう)」が対義語にあたります。意味は「性質が似ている・同じ人たちは互いを求め合い集まる」です。 また四字熟語という括りからは外れますが、「類は友を呼ぶ」ということわざも言葉の意味を考慮すると「同族嫌悪」の対義語と考えても問題はないでしょう。

「同族嫌悪」の原因は?


人は無意識で、自分自身の気に入らないところを持っている人に対して、嫌悪感を抱く傾向があります。他人に対して、自分の気に入らない部分や嫌いな部分を垣間見ると極端にその人に対して、嫌悪感が湧きイライラしたりします。これらが原因で人は「同族嫌悪」に陥るのです。もし自分がどうしても好きになれないであったり、無意識に嫌っている人がいた場合、自分自信の嫌いな部分と相手に共通点がないかどうか観察してみるといいかもしれません。意外な共通点が見つかるかもしれませんよ。

オタクは「同族嫌悪」が多い?


オタクには、「同族嫌悪」する人が多いと言われています。なぜオタクの人たちは同族を嫌悪したり、攻撃したりするのでしょうか?
原因と思われるものを3つご紹介します。

原因1:オタクである自分に嫌気がさしており同じオタクに対して嫌悪感を抱く

オタクが同族に嫌悪感を抱く原因の一つ目は、オタクである自分自身を好きになれていない人がいるからです。自分の趣味がオタク趣味であるとわかりながらもオタクであることに自信を持てない又は、オタクがいいものではないと思っている人が特にこちらの原因に当てはまる傾向があります。

原因2:自分ではオタクではないと思っているが世間から見るとオタクの為、意図せず同族嫌悪の構造ができている

オタクにも、様々な種類のものがあります。例えば車やバイク、ファッションといった一般にも受け入れやすいオタク趣味を持つAさんがいた場合、ゲームやマンガ、アニメといったオタク趣味を持つもの嫌悪するケースがあります。ただ世間一般から見るとマクロな視点でみた場合、双方オタクには違いありません。そのため、第三者の視点からみたときに「同族嫌悪」しているような構図になります。
また○○オタクは▼▼オタクに劣るといった議論は掲示板サイトでなされているケースが多々あります。こちらも当人たちは優劣をつけて、お互いを攻撃したりしますが、はたからみると同じオタクがいがみ合っているように見えて「同族嫌悪」と認識されます。

原因3:自分が一番その【もの】【こと】【人】を好きだという心理からくる嫉妬

原因の3つ目は、自分が一番その【もの】【こと】【人】を好きだという心理から同じ【もの】【こと】【人】を好きな人間を嫌うというものになります。こちらは「同族嫌悪」ではありますが、嫌悪感よりも嫉妬に近いニュアンスの場合もあります。

オタクが同族嫌悪しているように見えるのは周りから見た場合

オタク同士はそもそも相手を同族とは認識していない為、第三者から見た場合にオタク同士は「同族嫌悪」が激しいという見え方になります。その為、オタクに対して、おまえら同族嫌悪が激しいなと投げかけたとしても相手はあまりピンとこないケースも多々あります。

家族に「同族嫌悪」を抱くケースも


家族というきっても切り離せない関係にある人同士が「同族嫌悪」をいだくケースもあります。これは一緒に過ごす時間の長い家族に対して、自分の嫌な部分を見てしまい「同族嫌悪」に陥るというものです。相手については、父と娘、兄弟と様々なパターンが存在します。家族に対して、「同族嫌悪」を抱くと家の中がぎすぎすした空気になりやすく周りの家族に対しても、辛い状況になります。できるだけ当人同士の距離を取らせる等の対策を講じて、家族全体に問題が波及しないように気を付ける必要があります。またもし今家族内で「同族嫌悪」による溝ができている場合は、上手く接触頻度を減らすといった対応を行うのがいいでしょう。同族嫌悪する人の性質として、相手を見てしまったり一緒に過ごす機会があるとどうしても相手の嫌なところが気になり争いが起こりかねないからです。

「同族嫌悪」についての理解を深めてワンランク上の人に

ここまで「同族嫌悪」の意味、読み方、対義語、英語表現、同族嫌悪をする人の原因について、紹介してきましたがいかがだったでしょうか。同族嫌悪については、人間に備わっている感情の為、制御が難しい部分もありますが人によってその尺度はことなります。あまりにも同族嫌悪が激しい人は、一度、相手が気に入らない理由と自分自信の嫌いな部分を比較してみましょう。原因に気づくことで少し症状が緩和されるケースもあります。また「同族嫌悪」について、意味がわかっていなかったであったり読み方がわからかったという方はこの記事を機会に覚えてみていただければ幸いです。「同族嫌悪」が激しい人もそうでない人もこの記事が何かあなたの生活に役立ってくれれば筆者はうれしく思います。