今すぐできる!簡単でお洒落なハーバリウムの作り方

100均材料を活用!プチプラハーバリウムの作り方

基本的なハーバリウムの材

ハーバリウムを作るための材料は、それほど多くありません。一般的に入手しやすいもので作れますので、近所の100均に行けばすぐ材料を揃えることができるでしょう。はじめてハーバリウムに挑戦するという人は、ほぼワンコインで本格的なハーバリウム体験が楽しめます。

・透明なボトル

ハーバリウムに必要なものといえば、なんといっても綺麗なボトルです。ボトルの形によってハーバリウムの印象が全く別のものになりますので、ボトル選びは慎重に行いましょう。シンプルなデザインのものから変わった形のボトルまで、蓋がしっかり締まるものなら何でも使えます。初心者はとりあえず真っ直ぐで背が高いボトルを選びましょう。

・中に入れる花材

ハーバリウムで使用する花は、生花ではなくプリザーブドフラワーやドライフラワーです。造花でも作れますが、見た目の美しさにこだわるならやはり本物の花材を選んだほうがいいでしょう。プリザーブドフラワーには高額なものがありますが、ドライフラワーなら手頃な価格で入手できるでしょう。

・保存液

保存液は、ハーバリウムの寿命を左右する重要な要素となります。本格的に作るならシリコンオイルがおすすめですが、少しお手頃な価格の流動パラフィンでも綺麗に作れます。基本的には花材を長期保存できる透明の液体ならなんでもハーバリウムの保存液となるようなので、必要に応じて自分で作ることもできます。

ハーバリウムの素材は100均で揃う

「ミニボトル」

100均には、ハーバリウムに使える小さめのボトルがたくさん売っています。選ぶときは瓶の口がしっかり閉まるタイプのものを購入してください。またプラスチック製のボトルより、ガラス製のボトルのほうが完成度は高くなります。またハーバリウムは上に蓋をして横から鑑賞するインテリアなので、縦に長いボトルを選ぶと中の花材がより映えるでしょう。

「ドライフラワー」

ハーバリウムに欠かせないドライフラワーですが、100均には可愛い花材がたくさん売っています。量は少ないものの小さいボトルにはちょうどいいサイズになっていますので、大体の完成図をイメージしながら気になる花材を2〜3種類選んでみましょう。染色された花材は、保存液によっては色落ちの可能性があるので注意が必要です。

「ハーバリウム専用オイル」

ハーバリウムの流行により、100均でもハーバリウム専用のオイルが売っている店があります。少量のパック状になっているので、選んだボトルの容量に合わせた数の保存液を計算して購入しましょう。ハーバリウム専用のオイルが置いていない場合は、ベビーオイルなどで代用できますので安心してください。

手芸コーナーとインテリアコーナーが狙い目

100均にはハーバリウム用に使えるグッズがたくさんあります。完成後のハーバリウムのボトルにリボンを付けたい場合は手芸コーナーで探すといいでしょう。またインテリア売り場に行けば砂や貝殻など個性的な作品の素材がありますので、季節感のあるハーバリウムにしたい人は是非チェックしてみましょう。

ボトルに入れるだけ!簡単ハーバリウム

ボトルを綺麗にする

ハーバリウムは有機物と液体を長期保存するため、ボトルに雑菌が残っているとすぐカビて見た目が悪くなってしまいます。余裕があればボトルを煮沸消毒し、しっかり水気を切ってから使いましょう。煮沸が面倒ならアルコール系の消毒液をボトルに入れ、よく振ってボトルの中に満遍なく行き渡らせてから完全に乾かしておけばOKです。

入れる順番を考える

ハーバリウムに使用するドライフラワーは脆いので、何度も入れたり出したりすると粉々に砕けてしまいます。そのためボトルに入れる前に構成をどうするかよく考え、前もって花材をボトルのサイズに合わせて切っておきましょう。花材を入れるときは、長めのピンセットを使うと便利です。

回しながらバランスを見る

ボトルのどちら側からも鑑賞できるハーバリウムは、上から見て中心に茎などを向けた方が綺麗に仕上がります。見せたい花をボトルの壁側に出して、あまり見られたくない部分は内側に隠すように配置しましょう。1方向からだけ見ているとほかの角度から見たときのバランスが悪くなる可能性があるので、ボトルを回しながら花材の向きをしっかりチェックしてください。

ハーバリウムオイルを入れる

ボトルに花材を入れ終えたら、ハーバリウムオイルを慎重に入れましょう。ボトルの肩口までオイルが入ったら、一旦作業を止めて気泡などがないか確認しましょう。オイルは気温によって膨張することがあるので、蓋のギリギリまで入れないようにしてください。気泡は振動などを与えれば浮いて消えますが、激しく振るとせっかくのハーバリウムが崩れるので注意しましょう。

失敗しない簡単ハーバリウム!作り方のコツ

 ①「ボトルをしっかり消毒する

ハーバリウムは雑菌が繁殖すると見た目が汚くなりますので、いかにボトルを除菌できるかがポイントになります。基本的に無水エタノールを使いボトルを消毒するようですが、無い場合はアルコール系の除菌液で代用しましょう。瓶詰めのジャムを作るのと同様に、煮沸消毒をすればボトルをかなり綺麗にすることができます。蓋も忘れずに殺菌しておきましょう。

 ②「花をギュウギュウに詰めない

ハーバリウムは液体にゆったりと浮かぶ花を見て楽しむインテリアなので、あまり花材をたくさん詰め込まないほうが綺麗に仕上がります。構成は花材の種類によりますが、一般的にアジサイなどの着色された花材は多めに、自然色の茎が長い花材は少なめに配置すると完成度が高く見栄えがいいようです。

③「色は3色ぐらいでまとめる

はじめてのハーバリウムでは花材の多さに目移りして、あれもこれもと取り入れたくなってしまいますよね。しかし色に統一感がないとゴチャゴチャとした印象になり、せっかくのハーバリウムが映えません。慣れるまでは色味を3色程度におさえ、メインの花材を1つ決めてから、それに合わせた花材を加えるように構成すると上手くいくでしょう。

④「ゆっくり保存液をそそぐ

ハーバリウムの保存液は花材の詰まった中心からそそぐよりも、ボトルを斜めにし、壁に伝って流し込むように入れると上手くいきます。あまり早くそそぐと気泡ができやすくなるので、ゆっくり丁寧に作業するように心がけましょう。保存液の量は、花材がすべて沈む高さでボトルの蓋より少し下がベストです。

ハーバリウムに使える保存液の作り方

ハーバリウムの保存液とは?

ハーバリウムの保存液は基本的に透明な液体なら何でも利用可能です。ただし長期保存に耐える液体という条件があるので、一般的にはオイルが用いられることが多いようです。とくにシリコンオイルは透明度が高く美しい作品ができるので、本格的な作品にはたいていシリコンオイルが使われています。

また流動パラフィンは、シリコンオイルより価格が安く100均でも手に入りやすいので、ハンドメイドのハーバリウムでよく使用されるミネラルオイルです。キャンドルに利用されることもある可燃油ですが、燃えやすさはサラダ油と同じ程度なので強い熱を加えない限り安全です。

身近にあるものを保存液として代用する方法

・ベビーオイル

ハーバリウムに代用できる最も簡単な保存液は、皮膚にも使えるベビーオイルです。間違って手についても安全なので、家に子供やペットがいるご家庭ではあえてベビーオイルを利用する人もいるようです。ベビーオイルは買ってきたらそのままハーバリウムにそそぐことができますので、手間が掛からず便利です。

・洗濯のり

洗濯のりはハーバリウムに使う場合、粉ではなく液体の合成洗濯のりを選ぶと扱いやすいでしょう。色落ちしやすいのでカラーリングされた花材は避け、自然な色合いのドライフラワーを使いましょう。オイルと違って花材が浮きやすく、花をうまく絡めて浮かないような構成にしなければいけませんが、安全なハーバリウム液なので子供でも安心して作業できます。

超お手軽!代用オイルを使ったハーバリウムの作り方

着色されていない素材を選ぼう

ハーバリウムに代用オイルを使う場合は、その種類によって特質が違うので事前によくチェックしておく必要があります。とくに洗濯のりは水分量が多く、カラー素材は色落ちしやすいので注意しましょう。目で見て着色されていないような花材でも、意外と色が付いている場合があるので気をつけてください。また紅花などは自然の状態でも色落ちすることがあるようです。

花が浮きやすいので工夫すること

ボトルに花材を詰めたら保存液をそそいで蓋をするだけのハーバリウムですが、代用オイルを使うと花が浮いてせっかくの配置が変わってしまう場合があります。代用オイルでハーバリウムを作るときは、花がボトル内で動かないように組み合わせるといいでしょう。かすみ草などを使うとボトル全体に枝が届いて抑えが利きやすくなるようです。

まとめ

ハーバリウムは手軽に楽しめて素敵なインテリアになり、プレゼントにも最適です。おうち時間を上手に利用して、自分だけの可愛い作品を作ってみましょう。ちなみに作業後の不要なオイルはそのまま流さず、いらない紙や布に染み込ませてから可燃ゴミとして処分しましょう。