好きな人のために尽くしたりなんでもしたくなってしまう事ってありませんか?惚れた弱みで好きな人や彼氏の言う事を全て聞いてあげたりわがままな要望に対しても応えたり…そんな事をしている人は意外と多いのではないでしょうか。恋愛はいつでも冷静さを失い、相手が好きであればあるほど周りが見えずにハマってしまうという魔力があります。今回は「惚れた弱み」にテーマを絞ってこの記事で解説をしていきたいと思います。
惚れた弱み 意味とは?
そもそも「惚れた弱み」という意味をご存じですか?
「惚れた弱み」とは、相手に対する愛情が大きくなりすぎて、相手の言いなりになってしまう状態です。片思いや両思い、婚約者など関係なく、誰だって惚れた弱みによって、自分の思うように行動できなくなることがあります。恋愛感情を抱いている相手のわがままを叶えてあげたい、と考えることは男女共通の自然な気持ちです。しかし、そこに「大きな我慢」が伴えば惚れた弱みという状況に陥ります。相手が望む前に率先してお世話することは、惚れた弱みならではの行動です。愛情表現の一貫とも捉えられますが、この場合は一般的な男女の関係よりも、保護者的な感覚に近いです。
例えば、相手のわがままな要求に対して受け入れてしまったり浮気を容認したり…相手が好きであるが故に自分の立場を弱くしています。「惚れた弱みにつけこむ」という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。これは相手が自分の事を好いてくれているという気持ちに余裕を感じてわがままな要求をしてくる事を言います。「この人は何でも受け入れてくれるだろう、何をしても怒らないであろう」という心理になります。普通なら断る事であっても惚れた側は断れずに行動をしてしまいます。
片思いが発展してお付き合いが始まった時は、お互いに相手を思いやる気持ちがあったはずです。しかしカップルのどちらかだけが常に我慢している、相手を優先していると感じる状況になっているのが惚れた弱みがある状態です。
続いては、こじらせた恋心ともいえる惚れた弱みが行動に表れる時の心理状況を紹介します。
惚れた弱み 女性の心理状態とは
嫌われる・振られることが怖い
惚れた弱みが行動に表れてしまうのは、相手に嫌われることや振られるのが怖いという心理です。相手に感心してもらえるように相手の興味のあることを自発的に勉強したり、好きになった人を逃したくないとふさわしい魅力的な人間になろうと努力したりするのは素晴らしいことといえます。恋愛が人間的な成長に欠かせないといわれる所以でしょう。しかし、この思いが行き過ぎてご機嫌伺いのようになってしまっては対等な恋愛関係にはなれません。そもそも惚れた弱みで相手の思いのままに動かないと嫌われたり、浮気をされたりするような相手なのかよく考えてみる必要があります。もし、相手の言うようにしないと関係が破綻するのなら、それは惚れた弱みの上に成り立っている関係性でしょう。
断ることができない
「惚れた弱み」という心理状態に陥っている人は相手が言っている事に対してNOと断る勇気がありません。なので相手の要求に全て応えてあげたいと一生懸命になるのですが自己犠牲をしてしまう事もあります。相手から無理難題なことを言われたとしても「嫌われたくない」「もっと好きになってもらいたい」という気持ちの方が強いので全ての要求に対してOKをしてしまいます。なので、彼氏にとってはそれはただの都合のいい女という括りになります。
怒ったり自分の気持ちを伝えることができない
惚れた弱みで自分の気持ちを抑えてしまう女性も多いと思います。彼から傷つくような言葉を言われたとしても強く相手に伝えることができないようです。喧嘩やトラブルは人と付き合う上で避けては通れないものです。もちろん、喧嘩はない方がいいのは誰でも一緒です。ただ、喧嘩をしないで一方的な恋愛は本当に相手と向き合って付き合っているとは言えない関係性であると思います。このような女性に対して、モラハラやDVなどをしてしまう彼氏もいますので気を付けなければいけません。
また、自分が悪いわけではないのにすぐ謝ったりしていませんか。これも上記に書いた事と同様で自分の立場を自分自身で弱くしている行動心理になっています。「彼の言う事は全て正しくて、私の言う事は間違っている」という思考になると相手の顔色などを伺いながら過ごさなければなりませんね。謙虚でいる事と自分の気持ちを我慢することは似ているようで違います。
すぐにお金を貸してしまう
惚れた弱みでお金の管理にだらしのない男性に対してお金を貸してはいませんか。こんな彼氏と付き合っていけるのは私だけという周りからの忠告を受け入れられずに尽くしている自分に酔っている女性もいるでしょう。しかし冷静に考え、お金を頻繁に要求してくれる彼氏はあなたにとって大切な人でしょうか。嫌われたくないという気持ちがここでも出てしまい、ギャンブル好きな彼氏や、ニートの彼氏にお金を貸して援助をしてしまう女性もいます。
すぐ体を許してしまう
惚れた弱みからまだ付き合ってもいないのに体の関係を許していませんか。好きな人と食事に行って終電を無くしそのままホテルへという流れになってしまった時、このような機会はもう二度とないかもしれないという心理から体を許してしまう女性もいます。つい彼のペースに流されて体の関係を許してしまっても、その後付き合うという告白はなく、何となくセフレ状態がずるずると続いてしまったり都合のいい女のセカンド女性に降格してしまいます。
惚れた弱み 陥りやすい女性の特徴は?
優しくされると相手が特別な人に見えてしまう
惚れたら負けの状態に陥りやすい女性が持っている傾向は、優しくされると相手が特別な人に見えてしまうというものです。人の優しさに敏感で、良い所を見つけるのが得意。「荷物が重たそうだから持ってあげるよ」「雨の中歩くのは大変だから、車で送ってあげるよ」など、相手は単なる親切心で言ってくれたとしても、すぐに特別な感情を持ち、好きになります。「他の人は気付いてくれない」「誰にでもいえる言葉ではない」と人柄そのものを過大評価し始めるのです。心の距離を近くに感じると、応援したくなるのが人の心理。「手伝ってあげたい」「私に出来ることは何でも言ってほしい」と、いつでも気にかける状態になります。
恋愛が始まっていても、片思いでも、特別な人のために自らの人生の時間を割くことは、不満どころか、むしろ嬉しいことだと考えるのです。優しくしてくれた事への対価として、全身全霊でバックアップしようとします。
相手に彼女が居ても感情をコントロールできない
惚れたら負けの状態に陥りやすい女性が持っている傾向は、相手に彼女がいても感情をコントロールできないというものです。好きになったら、相手の状況や自分の状態に一切目もくれなくなります。現実問題トラブルが発生するリスクが明確であっても、好きな気持ちに嘘をつく事が出来ず、感情に支配されてしまうため、自分でもどうにも制御出来なくなるのです。「彼女がいるのに、どうしても気持ちを伝えたい」「あの人には気にかけてくれる人がいるのに、私が何とかお世話をしてあげたい」と行動したくてたまらない心理に支配されます。ダメな事だと分かっているのに、彼の為だと思うと、お弁当を作ったり、求められてもいないのにお金を渡したりして、喜ばせようとするわけです。「あの人のため」なら、何でもしてあげることが愛情だと思い、彼女を押しのけてでも役に立ちたいと行動します。
好きな人の為なら善悪の区別が分からなくなる
惚れたら負けの状態に陥りやすい女性が持つ傾向は、好きな人の為なら善悪の区別が分からなくなるというものです。通常、ただ恋愛を楽しむだけなら悪事に染まる事はそれほど多くありません。ところが、好きな人に心奪われたことで、自我を失い、男性の言う事を真に受けたり、喜ばせるために手段を択ばなかったりすることで、いつの間にか人を傷つける行為に及んでいる事も。「あの人のため」という感情をコントロールできないので、最悪の場合犯罪に手を染めることもあります。
遊ぶ金欲しさにお小遣いをせがんでくる彼氏を満足させるため、会社のお金を横領したり、知り合いから金銭をだまし取ったりなど、社会のルールや今まで築き上げてきた人間関係を壊してまでも、恋愛を優先させるのです。
法を犯すことがいけない事という誰もが知っている常識ですら、恋愛を遂行する邪魔になるようであれば、意味のない事のように感じます。好きな人を喜ばせることが、人生の第一優先であり、他の事に価値を見出すことが出来ない人も。一般的に「これをやったら人に嫌われる」という事も、恋愛を成立するためなら厭わないので、デートのために嘘をついて友達との約束をキャンセルしたり、遊んでいる最中に彼氏と長電話をしたりなども平気で行います。
執着心が強く居場所を求めている
惚れたら負けの状態に陥りやすい女性の持つ傾向は、執着心が強く居場所を求めるというものです。常に居場所を求め、不安定な精神な状態になることが多いため、安心できる人を見つけると急激に依存し始めます。執着心を強く持つため、その人を手放さないためにはどんなことでもしようと考えるのです。「失いたくない」「嫌われたくない」という心理が働くことで、理不尽な事や本当は嫌だと感じる事も、しぶしぶ引き受けます。
意見を尊重する事は許されない事だと無意識に考えている心境は、まさに惚れたら負け状態。自身の中で、勝手に上下関係を作り上げ、相手の意向に従わなければ失ってしまうかも知れないという恐怖に怯えています。居場所を求めていた不安定な心理は、執着する対象を見つけた事で、一点集中し、他へ関心を向けられなくなるのです。
自己主張が苦手で言いたいことを飲み込んでしまう
惚れたら負けに陥りやすい女性の持つ傾向は、自己主張が苦手で言いたいことを飲み込んでしまうというものがあります。思いついたことを何でも言葉に出してしまう人、人の言う事に全て流されてしまう人など、様々いますが、考えている事はたくさんあるのに、主張が出来ない人がいるというのもまた事実。「本当はこっちの方がいいのにな」「好きな方を選びたいな」と心の中で言葉が飛び交っていても、実際に口にすることが出来ない人は、好きな人が出来るとその傾向が一層強まります。
「彼の好きなようにさせてあげた方が良いかな」「やりたい事があるけど言えない」と伝えたいことを飲み込んでしまうのです。必然的に、好きな人の意向は全て同意したものとみなされ、惚れたものの弱みとして、従わざるを得ない状況を受け入れています。言葉で伝えられない自分が悪い、と認識していて、好きな人が出来るといつも同じパターンで気疲れ必須となるところです。
惚れた弱み 長続きする秘訣はあるの?
惚れた側は悪いからもう幸せになることは難しいのか…と今までの記事を見て思って方もいるかもしれません。相手の事を好きな気持ちはとても大切ですし、決して悪い事ではありません。自分の気持ちと上手く付き合う事で、長く付き合う事もできます。その為には以下の事を気を付けていきましょう。
相手の都合にすべて合わせない
「惚れた弱み」でありがちなのが、相手の都合にすべて合わせてしまうということです。これでは、交際しているのではなく「都合のいい人」になっているのだと考えましょう。都合のいい人にならないためにも、相手の都合にばかり合わせないようにしてください。
不遜な態度はなるべく許さない
自分に惚れていることが分かると、相手が不遜な態度を取ってくることもあります。ジョークで許せる範囲ならいいのですが、中にはシャレにならない態度を取ってくる人もいるようです。そういった態度を取られた時にはしっかり反抗をしましょう。そのままにしておくと、どんどん態度が酷くなる可能性が高いです。傷ついたことは相手にしっかりと伝えましょう。
わがままを許すかはきちんと線引きする
まったくわがままを許さないのも良くありませんが、すべてを聞き入れるのはもっと間違っています。きちんとどの程度までのわがままは許すのか、など線引きをしておくといいでしょう。働かないでお金ばかり要求してきたり、こちらの都合を考えずに無理な要求をしてくるなどは彼女だから許されるという訳ではありません。できないことはしっかりとできないと伝えましょう。
浮気は許さない
たとえ、どんな理由があっても浮気は許してはいけません。一度許してしまうと、はっきり言って次も必ずします。一度許されたのだから次も謝ればいいだろう、という安易な考えを持たせてしまうことになるので浮気が発覚した時には対応を間違えないようにしてください。浮気をしている事実があるのであれば、相手がなぜそうなったのか知る事も必要です。もしかしたら、自分に原因があるのかもしれません。しかし、浮気をしてしまった事に対して、ずるずると許してしまうと彼も気持ちが緩んで再び浮気をしてしまう可能性が大です。
友達との付き合いも大事にする
お互いに友人はいるでしょうし、交際しているからといって恋人とばかり一緒にいるのは良くありません。そのため、相手の友達付き合いにはあまり干渉しないようにした方がいいでしょう。ただ、あまりにも露骨で怪しい態度を取り始めたら浮気を疑った方がいいです。友達との約束をドタキャンをして彼氏ばかりと遊んでいるともし別れた時の交友関係がぎくしゃくしてしまいます。彼氏が全てではありません。周りの友達も大切にしましょう。
嫌なことは断る
「惚れた弱み」を持っている人は、イヤはっきりと断りましょう。全ての事を受け入れることが、愛情ではありません。自分の気持ちを大切にキャパオーバーにならないようにセーブしましょう。
仕事に支障を出さない
いくら惚れた相手だからと言って、仕事に支障を出すような付き合い方がやめましょう。気づいたら仕事も友人も恋人も失っていたという状況になりかねません。仕事をして給料をもらえなければ、生活もできませんし、彼とのデートもする事ができません。冷静に判断をしましょう。
相手のために散財しすぎず貯金はする
交際をしていればお金が必要になることもあるでしょう。しかし、相手のために散財しすぎるのは良くありません。ときには財布を出さないという判断をしないと、相手にとって「財布代わりの人」という立ち位置にされかねません。相手の要求に応えることが愛情ではないのです。お金の貸し借りはトラブルを巻きかねませんのでできれば避けましょう。
自分の夢や目標を犠牲にしない
いくら好きな人のためでも、自分の夢や目標を犠牲にしないようにしましょう。そうやって犠牲にしてしまうと必ずどこかで「私は夢や目標を犠牲にしたのに」という気持ちが残ってしまい、良い恋愛関係を築くことはできなくなります。彼の言う通りに生きることは自分の人生を犠牲にしている事です。自分がしたい事は犠牲せずに自分の人生を大切にしてほしいです。
まとめ
いかがでしたか?惚れた事をいい事に相手の要求がどんどんとエスカレートしていくことがありますので自分の気持ちをしっかりと持ちながら付き合っていくことが大切ですね。相手の事が好きだからと言ってなんでも許してしまう事は自分のためにも彼のためにもよくない事です。2人の気持ちを時にはぶつける事でより信頼関係が深く長く付き合っていけると思います。自分の気持ちを犠牲にせずに好きな相手と長く付き合っていけるといいです。
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