過去の恋愛から立ち直るには
過去の恋愛で傷付いてしまうと立ち直るまでに時間がかかり、せっかくの新しい出会いにも気付かないまま運命の人とすれ違ってしまうかもしれません。過去の恋愛からは可及的速やかに離脱して、自分のために人生の選択肢を広げましょう。
思い出の品を視界に入れない
過去の恋愛にとらわれるのは、思い出の品を何度もみて元彼のことを思い出し、こまめに記憶を反芻しているからです。単語帳を繰り返しみて英語を覚えるようなものなので、なかなか過去の恋愛が忘れられないのは当たり前です。傷を癒すには、思い出の品を処分するか隠せる場所に封印して、視界に入らないようにするといいでしょう。
元彼の連絡先を消去する
過去の恋愛から逃れるには、まず元彼の連絡先をすべて消去して過去を振り返る意味をなくす必要があります。実際に別れて関係が終わっていたとしても、連絡先がまだあると思うといつ連絡しようかと無意識に意味を見いだし、そのために過去の恋愛を延長しようと引きずってしまいます。そんなことは現実的ではなく、妄想の沼に落ちかけていますので早めに抜け出しましょう。
思い切ってイメチェンする
過去の恋愛を断ち切って新鮮な気持ちで一歩踏み出すためには、髪を切ったり新しいファッションを試すなどしてイメチェンするのが常套手段です。とくに髪が長い人はボブやショートにすると顔や首周りの感覚が変わって新しい気分になれます。また部屋の模様替えをするなど、周辺のイメージを変えてみるのもいいでしょう。
次の恋をはじめてみる
過去の恋愛から立ち直る一番の方法は、やはり新しい恋に意識を向けることでしょう。次の恋をはじめるのは簡単なことではありませんが、その準備のためにオシャレをしたりダイエットに集中しているうち、だんだん新しい記憶が蓄積されていき辛い記憶がいい思い出に変わっていくでしょう。
過去の恋愛を克服したい人へ
元彼の嫌だったところを10個書く
過去の恋愛を克服するには、元彼の行動で引いたことや元彼にされて嫌だったことなどをピックアップするといいでしょう。紙を用意して、箇条書きで10個ほど元彼の嫌な部分を書きましょう。ゴミをテーブルに置くとか、鼻がピーピー鳴るなど、些細なことでも大丈夫です。書き終わったら一晩置いて、もう一度読み返してみると元彼への気持ちが一段階下がっているはずです。
元彼のマイナス部分を思い出すことで、失ったものが意外と小さかったと気付き、悲劇に酔っていた状態から目が覚めて現実に引き戻されていきます。足りない場合は何度も元彼の駄目な部分を書き出し、別れて正解だったと納得するまでチャレンジしてみましょう。怒りのパワーで悲しみの沼から脱出するのです。
気を許せる友達と恋愛話をする
過去の恋愛を克服したい人は、仲良しの友達と恋愛について話してみるといいでしょう。女性は話しながら考えをまとめることが多いので、信頼できる友達とスムーズな会話をすることで脳が活性化し、前向きなアイデアが湧いてくるはずです。ただし愚痴ってばかりいると友達に迷惑がかかるので、自分なりに一歩前に進む姿勢をみせるように心がけましょう。
面倒見のいい友達であれば、あなたが失恋から脱しようともがいている姿をみて協力を申し出てくれるでしょう。別れてすぐはそっとして置いてくれる友達が多いので「もう再起動するよ!」というメッセージを周囲に発して、みんなを安心させておきましょう。もう大丈夫ということが伝われば、思わぬ合コンや紹介の話が舞い込むかもしれません。
指摘された部分の自分磨きをする
過去の恋愛を引きずるのは、自分に自信が持てずにいるからでしょう。元彼に言われたことや酷い仕打ちを自分のせいにして、別れの責任はすべて自分にあると感じているのかもしれません。スキンケアやダイエットなどをして自分磨きに没頭すれば、次第に自分に自信がついて前向きな気持ちになれるでしょう。
自信を持って自分を軸に物事を考えられるようになれば、元彼は脇役の1人であり、人生の主役は自分であるという自覚が持てるようになります。元彼との恋愛ドラマはクランクアップしたので、切りかえて次の共演者を探しましょう。もちろんシーズン2の可能性はあるかもしれませんが、それは今ではないので、自分を成長させてくれる舞台を探して前に進んでください。
新しい彼氏を作る
過去の恋愛を忘れるには、新しい彼氏と付き合うのが一番です。ここで大切なのは、忘れるためにどうでもいい人と付き合うのではなく、しっかり好きな部分がある人と丁寧なお付き合いをはじめるのが肝心です。相手を単なる男ではなく1人の人間として受け入れ、心の交流を大切にしましょう。夕日をみながらまったりと語り合えるような人がオススメです。
一説では大恋愛が破局したあとに出会った人と結婚する女性が多いとされており、傷ついた心を癒してくれる相手は一生のパートナーとなり得ます。必ずしも結婚するとはかぎりませんが、激しい恋は卒業して、ゆっくりあったかい恋愛を楽しむというのもなかなか味のあるいい経験になるでしょう。
過去の恋愛の教訓を活かすコツ
別れた理由について考える
過去の恋愛から何かを学ぶとすれば、別れた原因を特定して2度と繰り返さないようにすることが大切です。暴力的な男性を選んでしまったのか、自分の言い方が悪くて喧嘩を引き起こしたか、またはわがまま過ぎたなど、自分で変えられるポイントはできるだけ改善するようにしましょう。相手が浮気した場合は、なぜ浮気されたのかを分析してみるといいでしょう。
自分の恋愛の癖を把握する
過去の恋愛で毎回同じパターンになってしまう人は、自分としっかり向き合ってみるといいでしょう。好きな人と両想いになると気持ちが冷めてしまったり、連絡が面倒くさいなど、自分の恋愛の癖を見極めて、次の恋愛では意識して注意するとうまくいくかもしれません。自分を知らない人は何度でも同じ失敗をするので、まずは自分を理解するのが大切です。
恋愛本を読んでみんなのやり方を学ぶ
過去の恋愛の何が変だったかは自分ではわからないものです。恋愛本などから色々なパターンを情報として仕入れることで、比較対象ができたり、一般的な考え方や常識とされていることが見えてきます。選んではいけない男性のタイプやNG行為などを学んで、自分の過去の恋愛のどこが駄目だったか、元彼はこれで怒ったり失望したのかということを理解すると成長できるはずです。
何事もやり過ぎないこと
過去の恋愛で経験を積めば、これ以上やったら駄目だというボーダーラインが体感できているでしょう。何事もやり過ぎると効果が逆転して失敗につながるので、雑な気持ちで取り組まず、つねに微調整をしながら引き際のタイミングを逃さないようにしてください。また人間関係は放置すると急変する場合があるので、気を抜かずこまめにチェックするよう心がけましょう。
過去の恋愛を無理に忘れないことが大切
記憶は変わる
過去の恋愛に苦しんでいると、一生続くのではないかと思うこともあるでしょう。しかし記憶は常に変わっていき、次第に嫌なことは薄れて楽しい思い出だけが残ります。嫌な記憶が残っているのは学習して身を守るためなので、無理に忘れようとせず経験として素直に受け止め、自分が獲得した経験値を活かす方向で気持ちを整理しておきましょう。
新しい情報をたくさんインプットする
人間の脳は、新しい情報が入ってくると過去の情報は押し出されて倉庫のような場所にしまわれます。そのため人と会話したり、ショッピングなどで刺激を受けたりすると新しい情報として脳に蓄積されていき、過去の恋愛は自然に記憶の倉庫に流れていき、苦しみや悲しみが癒えていくのです。「時間が解決する」という言葉は、じっとせず行動してこそ真実となるのです。
目の前の家族や友人を大切にする
傷ついたり苦しんだりするとき、頼りになるのは近しい存在の人です。目の前の人を大切にすれば、過去の恋愛はいい経験として自分の一部になるでしょう。1人で悩んでいると同じ答えしか出せず、グルグルと考えが回っているだけで前に進めなくなりますが、第三者の意見の中には、自分では思いもよらない新しい考え方があるものです。
別れを素直に受け止める
過去の恋愛は否定しようのない自分の歴史です。恋愛は1人ではできないので、相手が去っていったのならひとまず終わるしかありません。別れを現実として素直に受け止め、歴史の1ページとして心に刻みましょう。別れを認めることができれば、それはもう過去のこととしてケジメがつき、日を追うごとにソフトな印象になっていくでしょう。
まとめ
過去の恋愛は、どのようなものであれ自己を成長させる貴重な経験となります。辛いからといって無理に忘れようとせず、しっかり向き合って反省点を洗い出し、次の恋愛で失敗を繰り返さないように意識しましょう。縁があればまた元彼と恋をするかもしれませんが、自分と元彼が成長するための時間を置かないと同じ間違いをして別れることになるでしょう。