彼や彼女の家族に会う時、とても緊張しますよね。彼はどういう意図で家族に会わせてくれるのかしら…と不安な気持ちもありつつ結婚が見据えてのお付き合いだったんだと安心することもあります。どのような心理で家族に紹介をしてくれるのか、実際会う時の服装はどうしたらいいのかなど様々な疑問について解説していきたいと思います。
恋人を家族に紹介したいと考えている男性心理とは?
彼から「親に紹介したい」と言われたら、多くの女性がドキッとするはず。しかし、まだ結婚の「け」の字も見えていない状態から親に紹介したいと言われても、戸惑ってしまいますよね。でも、結婚の意思の有無に関係なく、彼女を親に紹介したいと考える男性も少なくありません。そんな男性の心理についてご説明したいと思います。
(1)結婚を視野に付き合っている
親に紹介するくらいですから、結婚を視野に入れている、結婚相手としても問題がないと思っている、というのは、多くの人が思うところ。逆に、「すぐに別れるかもしれないから、恥ずかしくて紹介できない……」と思う女性を親に紹介することはないはず。親に紹介したいと彼に言われたときは、少なくても、結婚相手としての条件をクリアしていると思ってもよいでしょう。
(2)家族にもオープンにできる関係を築きたい
彼女ができたらすぐに家族に報告したがったり、家族を交えて食事をしたがったりする男性もいます。結婚を視野に入れていない場合でも、やましいことがなく、隠す必要がないため、仲のいい友達に紹介するように、親にも紹介しておく……といった心理です。こういう人にとっては彼女を紹介するのはごく普通のことなのかもしれません。
(3)親が彼女がいるのかと頻繁に聞いてくるから
彼の親が「彼女はいるのか」「どんな子なのか」と頻繁に聞いてくるプレッシャーをかわすために、とりあえず親に紹介しておくという場合もあります。この場合、本人としては親に会わせることにそれほど前向きではないものの、家族からのプレッシャーをかわせないという気の弱さが見え隠れします。
(4)これまでの彼女よりもハイレベルなので自慢したい
スタイルいい、飛び抜けてキレイ、尊敬に値するほどのできた女性……そんなハイスペックな彼女であれば、男性は家族にだって自慢したくなる心理があります。付き合えたことの優越感に浸りたいのかもしれません。
(5)家族含め自分のことを知ってもらいたい
彼が「自分にはどんな家族がいるかを知ってもらいたい」という理由で、親に紹介するパターンもあります。親に会うということは、ある程度、どのような環境で育ってきたのか、どのような家族構成なのかが把握できるでしょう。結婚前に相手の親の性格や環境などを知っておくことは、「結婚しても大丈夫かな」という不安の判断材料になりそうです。
逆に家族に紹介をなかなかしてくれない男性の心理はどうでしょうか?
(1)結婚をまだ意識していないから
「結婚」のキーワードが出るようになってから、親に紹介したりされたりというカップルはやはり多いもの。信頼関係を築いている途中だったり、仕事が忙しく心に余裕がないようなときだったりすれば、まだ結婚を意識していないので、結果、まだ親に紹介する必要性を感じないでしょう。
(2)親子関係があまりよくないから
彼が親との仲があまりよくなかったり希薄だったりすれば、よほどの緊急事態がない限り、連絡をとらないでしょう。こうした関係の場合、親に紹介するというのは、プロポーズ後、いざ結婚をすると報告するタイミングになるまでないかもしれません。彼が家族の話をあまりしたがらないときは、親との関係があまりよくないと察してあげるとよいでしょう。
(3)彼の親が息子にベッタリで紹介しづらいから
逆に、彼の親、特に母親が彼にベッタリだという関係性の場合も、彼自身が「母親が彼女を敵対視する」と理解していて、紹介をためらっている可能性があります。彼がマザコンというよりも母親から彼への愛情が大きすぎて、過去にも当時の彼女にアレコレと注文を付けてきた経験があるのかもしれません。
自分が付き合っている彼氏がどちらに該当をするのか見極め、慎重に付き合っていきたいですね。
恋人を家族に紹介したがる女性心理とは
女性は恋人を親に紹介することにあまり抵抗がありません。そのため、親に紹介することを気軽に考えていることが多いようです。
すぐに紹介する意図としては、次のことがいえるでしょう。
- 彼の良さを知ってほしいから
- 隠し事をするのが嫌だから
- 旅行や帰省のついでに
- 結婚願望があるから
女性には、「自分の好きになった人を親にも知ってもらいたい」という気持ちがあります。親と仲が良く、距離が近い関係性なら、特にそうでしょう。そのため、彼氏との旅行を兼ねて帰省する、なんてこともあるようです。
男性に比べると、付き合ってすぐ親に紹介することを、それほど強く意識していないことが多いので、紹介されたからといって、必ずしも「結婚」の重圧を感じることはありません。
交際期間など関係なく親に紹介したい、と感じるのはどんな人なのでしょうか。
付き合ってすぐ親に紹介したくなる恋人の特徴には、次の点が挙げられます。
- 笑顔を絶やさない人
- 常識や礼儀がある人
- 言葉遣いが丁寧な人
- 落ち着きのある人
この特徴から、穏やかな雰囲気で目上の人にも気を遣える、「親に紹介しても恥ずかしくない人」が好まれることがわかります。
せっかく親に紹介するなら、素敵な人を選んだと思われたいですし、二人の交際を認めてほしいものです。
そんな、親の評価を少なからず気にするため、このような人と出会ったら、付き合ってすぐにでも、親に紹介しようと思うのかもしれませんね。
付き合ってすぐに親に紹介されるのは、嬉しいものですし、相手に認められたような気持ちになるでしょう。おそらく、彼氏や彼女にとって、あなたが大切な存在なのは確かなことです。しかし、親に紹介してもらったからといって、必ずしも結婚できるとは限りません。紹介する基準や意図は男女で違いがありますし、ひとりひとりの考え方も異なります。
大事なことは、紹介されたという事実よりも、その先の関係性を深めていくことです。付き合いたての頃は、お互いの良いところしか見えてない可能性もあります。ですから、安心するばかりでなく、お互いに努力が必要なことも頭に入れておきましょう。
恋人を家族に紹介するタイミングとは
(1)同棲をする前
結婚前に同棲するカップルもいますが、ひとつのけじめとして、同棲をするタイミングには、親に紹介する男性もいます。いまとなっては古い考え方かもしれませんが、結婚前の女性と一緒に住むには、ある程度の信用と覚悟が必要といえます。 彼や彼の親がこのような考えであれば「同棲の前に親に一度会っておくべきだ」と考えるのも自然なこと。彼女と一緒に住んでいる事実を隠す必要がないと思う、彼の堂々とした気持ちがわかります。
同棲はまだ籍を入れていない状態なので、両親からしたら本当に大丈夫なのか心配です。金銭のことや期間、今後について聞きたいこともあると思うのでこのタイミングで紹介すれば両親の不安も解消できます。同棲の許しが出れば後ろめたさもなく。お互いに気持ちよく生活を始められるのです。
(2)結婚を視野に入れ始めたとき
ある程度の年齢になれば、結婚や将来のことを、現実的に考えていく機会も増えますよね。付き合うことが結婚に直結することも多く、彼自身も「そろそろ結婚したい」と考えているのかも。ベストなタイミングはやはりプロポーズ後。結婚をする意思が固まった状態なので、そこで両親に挨拶をするのは当然のことです。女性側も彼の両親に会い、挨拶をしなければいけません。
両親も結婚報告ならば喜んでくれますし、何よりも真剣にこの子との将来を考えてくれている男性とわかるため安心できます。結婚は2人のことでもありますが、きちんと両親に報告をし、許しをもらうことも大事です。
彼もこのタイミングならば両親に会う覚悟はできているため、日程を合わせて紹介するタイミングを決めるといいでしょう。具体的な時期はまだ決めていないとしても、お互いの年齢や周囲の人の結婚が引き金となり、親に紹介するきっかけとなるのでしょう。
(3)生活圏内で出会う可能性が生じたとき
あなたや彼、彼の親が同じ行動範囲に住んでいるとき、彼と一緒にいるときに彼の親と会う可能性もゼロではないはず。ちゃんと紹介をしていなければ、不意に顔を合わせて、気まずい思いをするかもしれません。そういったことを回避するために、報告しておこうと考える場合もあります。
彼にプレッシャーを与えずに両親に紹介したい場合は、デートや旅行のタイミングが適しています。自身の実家近くに2人で来たタイミングで彼を両親に会わせることでスムーズに紹介できるのです。
かしこまった場ではなく、デートや旅行のついでなので彼もプレッシャーを感じることはほとんどないでしょう。長い時間話をするわけでもなく、顔を見せる程度なのでそのくらいならばと会ってくれる男性も多いです。
もちろん、彼に少し顔を出してほしいことを伝え、了承を得る必要があります。しかし「付き合ってるんだしついでに挨拶くらいおこう」と考え、挨拶をしてくれるでしょう。
(4)交際関係が安定してきたとき
付き合って数か月、数年が過ぎて、付き合い始めたドキドキ感も落ち着いてきたころになると、「付き合いも長くなったし、とりあえず親に紹介しておこうかな」と思う男性もいます。結婚を強く意識していない場合でも、彼女がいることを報告して、家族を安心させたいのかもしれません。もし彼の方からあなたの両親に「会いたい」と言ってきてくれた場合も、いいタイミングです。結婚を考え、きちんと挨拶しておくべきだと判断したからこそ、彼の口から「「会いたい」という言葉が出たのでしょう。彼はあなたのことを真剣に考えてくれているからこそ、両親に交際を認めてもらいたいと考えたのです。
結婚を考えてなくても真剣に交際してるから挨拶はしておこう、年齢差があるから安心してもらうために会っておこうなど結婚以外にも理由はあります。
しかし「会いたい」ということは、彼女を大切に思っているなによりの証です。彼の気持ちを汲んで、両親に会わせるタイミングを作っていきましょう。
(5)妊娠した時
結婚する前に妊娠してしまった場合も両親に紹介するタイミングです。もちろん、両親からしたらいきなりの報告できますし、揉める可能性も少なくありません。しかし、どのような判断をするにしても、男性としての責任ため両親にしっかりと会うべきです。
そのまま結婚するならばなおさら挨拶をしっかりとして、結婚を認めてもらう必要があります。結婚をしないとしても、両親に報告しけじめをつけることも大事。真剣にあなたのことを考えてくれる彼ならば、両親に会いに行くと決心してくれるでしょう。
恋人を家族に紹介する上での注意点やメリット
【メリット】
彼氏とより真剣な交際ができる
大好きな彼が自分の両親に会ってくれるというのは女性にとっては嬉しいことです。自分との交際を真剣に考えてくれているという気持ちを確認することができるでしょう。彼もあなたとの将来を見据えているからこそ「両親に会っておかないと」と思っているのです。
もしこの交際が遊びならば、わざわざ彼女の両親に会おうとは思わないでしょう。きちんと自身を知ってもらいたい、交際を許してほしいと考えているからこそ両親に会おうと思ってくれています。あなたもそこで彼の真剣さを再確認することができるはず。
お互いに真剣交際を意識して今後もお付き合いしていくことができ、お互いの絆もより深いものと感じることができるのです。
親を安心させられる
いくつになっても親は子のことが心配です。恋愛は自由であっても「どんな人と付き合っているんだろう」と不安になることもあります。なので、きちんと両親に彼を紹介しておけば、その不安を取り除いてあげられるのです。彼の人柄を知れば、両親も交際を応援することができます。悪い人と交際していないこと、お互いに真剣に交際していますとアピールすれば、両親も「この人なら子を任せられる」と感じ、2人の幸せを願ってくれるでしょう。
自身も両親を安心させ、交際を応援してくれれば彼の話もしやすくなり、堂々と交際することができます。嘘をつく必要もなく、隠し事もしなくていいので負担も減るでしょう。例えばお泊り旅行に行くことになっても快く送り出してくれるので、あなたも心から彼とのデートを楽しめるようになるのです。
困ったとき親に話ができる
もし彼と喧嘩してしまった場合や将来について悩んでいることがあったら、両親にすぐ相談できるのもメリットのひとつ。彼を知らなければ相談をすることも難しく、悩んでいるということは悪い人と交際しているのでは?と悪い印象を持たれてしまう可能性もあります。しかし紹介しておくことで、両親も彼の人柄はなんとなく理解できるため悪い印象が先行されることはありません。あなたと彼の気持ち、立場を考えアドバイスをしてくれます。友達にできない相談も家族にならできることもあり、両親が自身の良き相談相手となってくれるのです。
【注意点】
交際を反対される可能性もある
両親から見て彼があなたに良い影響を与えていないと感じた場合は、交際を反対される可能性があります。例えば礼儀がなっていない、仕事の邪魔になっている、自由を奪っているなど自分の子に悪い影響を与えるような人柄や環境になっている場合です。そんな男性と交際していたらよくないと思い、両親から「別れてほしい」と言われてしまう可能性も。好きな彼をそんな風に言う両親に怒りを感じてしまい、衝突してしまうこともあるでしょう。両親が彼に不安を感じると、このままではよくないと判断し、交際を反対されてしまいます。
詮索されやすくなる
紹介されても彼の本質は両親にはわかりません。挨拶をするときは誰だって良い自分を作るものであり、普段の自分を見せないためある程度の人柄がわかっても本質までは見極めることができないのです。
そのため、彼をもっとよく知るために詮索してくる可能性もあります。「どこで出会ったの?」「普段は何してくれてるの?」「勤め先は?」「結婚は?」など、細かく彼のことを聞いてきて、あなたが少しうっとおしいと感じてしまう場合も。両親からしたら子が心配だからこそ詮索をするのですが、彼を知っているあなたからしたらその詮索が面倒であり、干渉してくる両親に負担を感じてしまうかもしれません。
結婚を迫られているような気がする
年齢的に結婚を考える時期になれば問題はないのですが、まだ若く結婚を考えていない彼だと、焦らされているような感じがしてしまいます。両親に会うということは真剣交際を宣言することであり、将来を考えている仲と思わるでしょう。しかし、まだそこまで考えていない彼にとってはそれが結婚を迫られている気がするのです。外堀を埋められているような感覚になり、負担や窮屈さを感じてしまいます。そう思うと「変に期待させない方がいい」と思い、別れる選択をしてしまう男性もいるでしょう。
両親に紹介する場合は、彼にもその意思があるかどうかを確認しないと、そのことがきっかけで関係が悪くなってしまう可能性もあるのです。
恋人を家族に紹介する当日 気を付けたい服装やマナー
【男性編】
【髪型】清潔感あふれるさっぱりとしたスタイルに
こざっぱりと清潔感あふれる髪形で、爽やかな第一印象を与えたい。今どきの無造作も似合っていればいいけれど、できればごあいさつの前にはきちんと散髪し、整えておきましょう。
【顔】無精ひげをそりアクセサリーは外す
無精ひげは論外だけど、ファッションで伸ばしている人は、彼女とも相談し、場合によってはそっておきたい。緊張すると汗をかきがちなので、清潔なハンカチも忘れずに。
ピアスなど、男性のアクセサリーに抵抗のある親は多いので、普段着けている人は外していきましょう。
【服装】スーツが無難だがそれ以外でもきちんと感を大切に
結婚のあいさつの場ではスーツが無難です。よれよれだとだらしなく見えるので、きちんとクリーニングに出しておこう。「気軽な服で」と言われたときにも、ジャケット+チノパン程度のきちんと感は欲しいところ。家に上がるので、靴や靴下にも気を配っていきましょう。
かっちりとしたフォーマルで整える必要はないと考える場合であっても、ある程度きちんと感は欲しいもの。ジャケットを羽織るだけでも、清潔感を与えることができます。
また、「誠実な姿を見せたい」という場合は、スーツを選ぶと良いでしょう。
身だしなみは「清潔感」を意識
紹介・挨拶のために親へ合うときには、「清潔感」を意識した身だしなみが重要です。
服装はもちろんのこと、爪を短く切っておいたり、髪を整えたりしておくことは基本中の基本。また、アクセサリーの着けすぎや、個性が強すぎるアイテムを身に着けるのは避けたほうが無難です。
「シンプル」を心がけることで、お互いの親へ良い印象を与えやすくなります。
【女性編】
女性は綺麗めワンピースがおすすめ
女性の服装は、綺麗めのワンピースがおすすめです。男性とは異なり、スーツやジャケットは必須ではありません。しかし、カジュアルすぎると、相手の実家では「失礼な人」といったレッテルを貼られてしまう場合があります。
そのため、シンプルなスタイルかつ、控えめな色合いのワンピースをチョイスすることがおすすめです。
【髪型・メイク】清潔感のあるヘアスタイルとナチュラルメイクが基本
ごあいさつの場では清潔感のあるヘアスタイルとナチュラルなメイクが基本。ポイントは、親世代から見て好感が持てるかどうか。明るすぎる髪の色や不自然なほど盛ったマツエクなどは、あまり品良く見えないので避けた方が無難。
【アクセサリー・持ち物】華美なものは避け上品さを心掛けて
アクセサリーは上品で控えめなものをワンポイントで。ハイブランドのバッグなどは、派手な生活をイメージさせてしまう恐れがあるので、分相応を心掛けて。
【服装】清楚な雰囲気のワンピースが◎
オフィス系のかっちりスーツより、清楚で優しい印象のワンピースの方が安心感を与えるのでお勧め。スカートがタイトだと座ったときにずり上がるので、膝が隠れる丈のフレアタイプを選ぼう。
まとめ
いかがでしたか?彼氏や彼女の家族に会うのはとても緊張をすることではありますが、家族の前での彼や彼女の姿はまた違った一面を発見できる場かもしれません。結婚を見据えているお付き合いなら、相手の家族との相性も大事になってきますので事前に知っておく事も自分の見極めポイントの一つになりますね。