恋愛に対してネガティブになってしまう女性は少なくありません。
誰しも、恋愛をしていると、不安や心配な気持ちが大きくなり、ネガティブな思考になってしまうことがあります。ネガティブになると「いつかこの幸せが終わるかもしれない。」「あの人は私のことを好きじゃないかもしれない。」などと未来への不安を抱きます。
また、すでに起こってしまったことに対して、いつまでも後悔し、悔やみ続け、前向きになることができず、後ろ向きのまま人生を歩んでしまっているということもありますよね。
しかし、そんなネガティブな思考がもたらすのは、負の連鎖ばかりです。
幸せな恋愛をしたいのなら、まずは自分のネガティブな思考を改善し、何事も前向きに考えることができるようになると、幸せな未来を手に入れることができます。そこで今回は、実際にネガティブな女性とはどういうことなのか、その特徴の紹介と、恋愛をするとネガティブになってしまう女性へ、ネガティブ思考から脱出する方法をご紹介します。
恋愛に自信がもてない女性の特徴
恋愛に自信がもてない女性には、共通点があります。恋に積極的になれない女性は、このような特徴に当てはまるはずです。
恋愛以外にもネガティブで自己肯定感が低い
自分自身の見た目や性格など何事にもネガティブな人は、恋愛では特に自信がもてません。「どうせ私は何をしてもうまくいかない」「がんばっても意味がない」といった自己肯定感の低さから、好きな人がいても何もできないことが多いでしょう。
普通の人なら逆に話したくないと思いますが、ネガティブ女子は自分の失敗談を「どうせ私は……」という流れで話してしまいがちです。さらに、こういう傾向の女性は一度スイッチが入ると普段話さない分どんどん自分のネガティブな話をしてくる可能性が高いです。これには、他の人ならそれほど気にしない失敗を重く捉えるために、周りよりも多くの失敗談を抱えてしまっていると考えられます。
失敗したり、人から注意されるとすべてが嫌になる
自信がもてない人は、失敗や他人からの注意でとても落ち込みます。「自分はだめなんだ」と不安になる気持ちが強く、うまくいかないことが続けば、粘らずにすぐ諦めてしまいがちです。このような特徴をもつ女性は、友達から恋愛のアドバイスを受けても行動できず、私には無理だ、両思いにはなれないと前を向けないのです。
周囲の女子がキラキラしていて自分に自信がもてない
自分の周囲にいる女子と比較して、自分が地味で可愛くないと思う女性も、恋愛に自信がもてません。自分の容姿や内面に自信がなく「私なんかが人を好きになっても意味がない」と感じるのです。常に誰かと自分を比較して落ち込む人は、恋愛で積極的になれない傾向にあります。
恋愛にネガティブな女性は、困った時でも「自分の行動で相手を困らせてしまうのではないか」というネガティブ思考に走り、なかなか人に頼らなくなってしまいます。これは、恋人にはもちろん友達や同僚、先輩にも同じです。これには、自分の自身のなさの「私なんか」という感情から繋がっているようにも思えます。
完璧主義で失敗をしたくない
実は完璧主義な性格な人も、恋愛に自信が持てないことがあります。120％自信を持てる状態にならなければ不安が勝り、男性にアプローチできません。完璧主義であるがゆえに失敗を恐れてしまい、いつまでたっても好きな人と仲よくなれない人もいるでしょう。
自信がないからと新しいことに挑戦しないままでいる
自信がなく新しいことに挑戦できないタイプの人は、恋愛でも同様の傾向にあります。慎重な性格は長所ともいえますが、恋愛では自信がもてず行動できないままのことが少なくありません。恋愛ではたとえ自信がなくとも、行動してみればいい方向に進むことがあります。失敗を恐れすぎていると、うまくいくものも失敗に終わる可能性もあるでしょう。自分自身が恋愛から避けるのもそうですが、友達同士の恋愛の話にも否定的な傾向があります。これは過去に恋愛で痛い思いやトラウマなどがあるとなおさら。また、自分に自信がなくて、「自分が恋愛なんて」と思って遠ざけている可能性もあります。
恋愛にネガティブ思考になってしまう原因
なぜあなたは、恋愛に自信がもてないのでしょうか。考えられる原因を紹介します。
過去に失敗・フラれた経験があり恋愛が怖い
恋愛に限らず何かに失敗したとき、次の一歩が踏み出せないのはよくあること。過去の恋愛経験がトラウマになり、恋に自信がない女性は多いのではないでしょうか。
自分自身の評価はそれほど低くないものの、恋愛に関してはまったくだめな人もいます。
男性から嫌なことを言われた経験がトラウマになっている
恋愛以外のシーンで、男性から嫌なことを言われた経験がトラウマになる女性もいます。見た目をばかにされたり、ひどいことを言われたりした結果、男性＝嫌な存在というイメージがついたのでしょう。
好意を向けられていても「本当はブスだと思っているかもしれない」などネガティブな想像をしがち。子どものころや学生時代に言われた悪口は、大人になっても思い出すものです。
人を好きになった経験がない
そもそも人を好きになったことがなく、異性に興味がない、好きになり方がわからない女性もいるでしょう。そのため恋愛に対する自信がなく、一歩を踏み出せないのです。素敵だと思える男性と出会えても何をすればいいのかわからず、自信がないまま、恋がどうでもよくなることがあります。
幼少期の環境と育てられ方
小さい頃に否定をされることが多かったり、過度な期待や干渉をされたり、兄弟間でよく比較をされたりするなど、幼少期の環境や育てられ方、親からの愛情が影響していることがよくあります。
求める理想が高すぎる
完璧主義で、どんなことにも100点満点を求めてしまいがち。ある意味、現実離れした理想を持っているところもあります。
誰からも嫌われたくないと思っている
どんな人でも全員から好かれることはないのですが、「合わない人もいる」ということが理解できていないそうです。誰からも嫌われたくない、みんなから好かれていたいと思ってしまいます。
計画を立てられない
親の言いなりになっていたり、親に敷かれたレールで育った人は、目標を達成できるような計画を立てるのが苦手な傾向にあります。計画を立てられないと目標を達成することができないので、達成感を味わえません。その結果、自信を持てなくなってしまいます。
何かをやり遂げた経験が少ない
物事はやり遂げることに意義があって、やり遂げることで達成感が得られて自信が付いていくもの。何かを達成するということが少なかったり、いつも中途半端に終わってしまう経験が多かったりすると、自信がない人になってしまうことも多いみたいです。
他人と比較する癖がある
自分で自分のことが認められないので、誰かと比較したり、誰よりは上だと順位付けしないと自分の存在価値が見出せない。勝ち負けや順位が判断基準ではないことはたくさんありますし、その順位も自分の価値観で順位付けしたものです。自分に自信がない人は、それに気付かず、他人と比べることで、自分を保っているようなところがあるのです。
恋愛に対してネガティブ思考なデメリットとは
暗い顔をしているから魅力が半減する
ネガティブ思考でいると、暗い顔つきになってしまいますよね。いつもなら笑顔になる出来事も、あまり笑えなくなったりします。それが続くと、いつも暗い顔をするようになり、あなたの魅力が半減してしまいます。
魅力が半減してしまうと、叶う恋も叶わなくなってしまいます。せめて笑顔でいられるようにしたいですよね。
片思いを前向きに考える意欲が薄れる
ネガティブ思考でいると、何でもネガティブに捉えるようになってしまいます。片思いを叶えるために綺麗になろうとか、告白してみようとか、そういった前向きに挑戦する気持ちが薄れてしまうのです。片思いは前向きに挑戦していかないと実らないものです。暗い顔をして待っていたら、片思い成就は程遠いものとなってしまいます。
相手を人間的に「上」だと思ってしまう
私が好きな人は素晴らしい。これはとてもいい考え方です。ですが、ネガティブ思考でいると、自分より人間として「上」だと感じてしまうのですよね。
自分への自信のなさから来るものなのでしょう。相手を人間として「上」だと思う気持ちは相手と対等でいられなくなってしまいます。
対等に渡り合えない相手と果たして付き合えるでしょうか。付き合えたとしても、いつも相手の顔色ばかり伺ってしまうことになるでしょう。相手と対等に渡り合えないこともネガティブ思考のデメリットです。
恋愛に対してネガティブ思考でも メリットはあった！
1．身の丈に合った恋愛をしている
ネガティブ思考の人は、あらゆる面で「あれが〇〇だったら……」「もしかしたら〇〇になるかもしれない……」と、後ろ向きな考えをするものです。それはある意味で心配性とも言えるかもしれません。
当事者にとっては不安でマイナス思考で嫌になってしまうこれらの考え。でも、ポジティブに考えれば、物事を失敗しないためのリスク回避をしていると言えそうです。
自分よりもちょっと背伸びをした相手を求めたところで、なかなか相手の心をゲットすることは難しいもの。ネガティブ思考を気にする人は、自分で知らず知らず身の丈に合った恋ができているのかもしれません。
2．冷静に相手を見定める冷静さがある
もっといえば自分を卑下することが多いネガティブ思考ですが、よく言えば自分を謙虚に見せているとも言えそうです。
さらに、相手を思慮深く見つめることが出来るので、客観視が上手く、冷静に相手との相性を図ることが出来ます。
3．対になる相手を見つけやすい
結婚対象は、自分とは違った遺伝子を持つ相手に惹かれるといいます。すなわち、自分の欠点を補える相手、相手をサポートできる相手ということでしょうか。
ネガティブ思考を気にする人も、そんな性質を上手に支えてくれる相手を引き寄せている可能性はありそうです。
ネガティブ思考のおかげで自分の対になる相手が見つけることが出来れば、自分の性格が認められた気がして気にならなくなるのではないでしょうか？
また、ネガティブ思考の人のメリットはこのようになっています。
相手の気持ちを考えられる
ネガティブ思考を持っている人の多くは、常に相手の気持ちを考えすぎるほど考えています。相手が少しでも嫌そうな顔をしたのを瞬時に見抜き、謝罪したり挽回したりするのも得意。人の気持ちに敏感なことは、恋愛でも大いに役立ちますよね。
嫌われることを言いにくい
ネガティブ思考な人は、他人から嫌われるようなことを進んでしようとはしません。その点、「自分が正しいはずだ」という根拠のない自信を持っている人よりも、敵を作りにくいといえるでしょう。ただし、いつも否定的なことばかりを口にしていると、暗い人と思われかねないので注意が必要です。
失敗したときのリカバリーをいつも考えている
仕事でも恋愛でも失敗するのは当たり前といえます。大切なのは、その時にどうやってリカバリーするかです。ネガティブ思考な人は、いつも「○○だったらどうしよう」「もしかしたら○○かもしれない」と、失敗したときのことを考えています。ですから、実際に失敗したときに早く正しい対処行動をとれるのです。
うまくいかなくても想定内
失敗やうまくいかないことは、ネガティブ思考な人にとってはいつだって想定内。だって、いつも悪いことばかり考えているんですから。これってかなりメリットが大きいんです。
例えばテストで100点が取れたと思っていたのに、80点しか取れなかった場合と、テストで70点しか取れていないだろうなと思っていて80点が取れたときでは、後者のほうが嬉しいですよね。
何に対しても慎重
ネガティブ思考な人は、何に対してもいつも慎重に考えてから行動をします。というよりも、慎重にいろいろな可能性を考えなければ不安で仕方がないのです。この慎重さのおかげで、仕事でのミスを減らすこともできますし、恋愛で変な人に騙されることも少なくなります。
ネガティブ思考でいる事も悪い事ばかりではないですね！
恋愛に対してネガティブ思考を克服する方法
考えない癖をつける
ネガティブ思考の人は、思い込みが激しく深く考えすぎてしまっているのかもしれません。「元カノとは５年も続いていたみたいだけど、ホントに吹っ切れているのかな」
「なかなかカレの方からLINEをくれない…気持ちが冷めてきているのかな」このように考えていても気持ちが沈むばかりで、どうしようもないことが頭の中を駆け巡りはじめたら、スパっと気持ちを切り替えてみましょう。最初はなかなか難しいかもしれませんが、何事も癖をつければ容易にできるようになるものです。それができたらネガティブ卒業にむけて一歩前進です。
傷つかないための「予防線」は張らない
ツラい失恋をするとどうしてもトラウマになって、「今回の恋もどうせこうやって終わっちゃうんだ…」と考えてしまうことがありますよね。人間はそんなに強い生き物ではないので、そうやってあらかじめ予防線をはっておくことで、傷ついた時の衝撃を軽くしようとするのです。しかし、「思考は実現化する」という本でも言われているように、人はセルフイメージと合致する行動を取ってしまうとも言われています。
「考えたことはすべて現実になってしまう」そう心に唱えることで、「マイナスに考えなくても、きっと大丈夫」と思えるようになるかもしれません。
自分を受け入れ、大切にしてあげる
恋愛中に、ネガティブになってしまった時というのは、たいてい、「もう、すべてが嫌！」というような気持ちに陥りやすくなっています。
そして、恋愛のことでネガティブになっていたはずなのに、あれこれ思い悩んでいるうちに、自分の人生そのものも、否定したい気持ちになってくるのです。
「彼氏とうまくいかないなら、もう何もする気になれない！何もかもがどうでもいい！」と、仕事も手につかなくなったり、「自分は、本当にダメな女・・・」など、ますますネガティブループにはまっていくのです。
あなたにも、そのような経験はありませんか？
恋愛中に、ネガティブな気持ちになっただけで、人生すら嫌になってしまうなんて、恋愛には、良くも悪くも、それほど大きなパワーがある、ということかもしれません。
ですから、恋愛中にネガティブになってしまった時は、早めにそんなマイナス感情を追い払ってしまうことが大切なのです。
そのためには、「自分はダメなヤツ」と思ってしまいそうな時こそ、自分の良いところをたくさん探して、認めてあげましょう。
自分だけでは、難しいのならば、仲の良い友人に会ったり、電話をしたりして、「私の良いところを言ってみて？」と率直に聞くのも良いでしょう。
自覚していること以外に、自分では気付いていなかった魅力を、他の人は分かってくれているものです。
そして、自分の良いところを紙に書き出して、何度も読み返したり、眺めたりしましょう。
恋愛中に、ネガティブになってしまった時は、自分のパワーがダウンし、自信をなくしてしまいがちです。
だからこそ、放っておくと、どんどんネガティブループにはまりやすいのです。
そんな時は、自信を取り戻すことが、大きな助けになるはずです。
自分の良いところを思い出し、友人に聞き、しっかりとそれを認めましょう！
そうすることで、恋愛中にネガティブになってしまった原因とも、冷静な気持ちで、向き合えるだけのパワーが蘇ってきます。
「私なら大丈夫！」と自分に言い聞かせて、前を向いていくのです。
相手を信じる努力を怠らない
過去に恋人に暴力をふるわれたり、浮気をされた経験のある人は、「私がダメだからいつもこういう思いをしなきゃいけないんだ」「この人も同じことをして、私を傷つけるかもしれない」と考えてしまうこともあるでしょう。とはいえ、やはり過去は過去。あなたをつらい気持ちにさせた人と今のカレを同じように考えるなんて、恋人に失礼かもしれません。疑うことは容易だけど、信じることは難しい。だからこそ、大切な人を信じる努力をすべきなのではないでしょうか。
成長は少しずつでOK！
ネガティブですぐに感情的になってしまう…そこが自分の短所だとわかっているのに、なかなか直せない。そうなると変わることのできない自分に苛立ちがうまれますよね。でも焦らなくていいんです。少しずつ自分の感情を上手にコントロールできる人へと成長していきましょう。
別の角度から物事を捉えてみる
恋愛中、ネガティブな気持ちになってしまったという時は、その理由が何であれ、ひとつの思考に、はまり込まないように意識してみましょう。
その都度、別の角度から、ネガティブの原因となった出来事を捉えてみるようにするのです。
たとえば、彼氏の浮気が原因でネガティブになっているという場合、それが疑惑の段階であれ、実際に浮気が発覚した後であれ、「彼氏が浮気している」ということだけにとらわれてしまっては、ネガティブループにはまり込んでしまうのも、時間の問題です。
「彼氏が浮気をしている→悲しい！」ということを、別の角度から捉えてみると、「彼氏が浮気をしている→別れる良いチャンスかも」とか、「彼氏が浮気をしている→私に何か、不満があったのか振り返ってみよう」など、違う考え方が出来ると思います。
彼氏が、浮気をするに至った原因を探ってみたら、自分自身が最近、彼氏をほったらかしにし過ぎて、寂しくさせていたからだった、ということが判明したり、またあなた自身も、近頃彼氏とのお付き合いに対して、どことなく気持ちが冷めてきていたという時は、浮気をきっかけに、別れを告げることも出来るわけです。
このように、ひとつの出来事に対して、違う角度から捉えてみると、意外にも自分にとって、ネガティブな気持ちをもたらすものだけではなかった・・・ということが分かるはずです。
ひとつの出来事を、「これは良いこと」、「これは悪いこと」と、すぐに決め付けることをやめてみませんか？
後になって始めて、「あの時は、悪い出来事だと思っていたけれど、結果的には、良い出来事に転じた」ということが分かる場合もあるのです。
成功体験を思い出す
恋愛中に、ネガティブになってしまった時は、過去の成功体験を思い出すことも助けになります。
よく、「過去の栄光にすがりつくなんて・・・」と、否定的な見方もありますが、それでもやはり、今のあなたがあるのは、過去に歩んできた歴史あってなのですから、時には、自分の成功体験を思い出して、それに浸っても良いのではないでしょうか？そうすることで、恋愛中にネガティブになってしまっている時でも、「今はうまくいかないけど、なんとかする方法があるはず」と、自分を奮い立たせることが出来るはずです。
また、彼氏との喧嘩が原因で、ネガティブになってしまっているのであれば、過去に喧嘩を乗り越えて来た時のことを、思い出すのも良いでしょう。その時なぜ、彼氏が機嫌が直ったのかを思い出したり、喧嘩の後に、かえって絆が強くなったことを思い出したりすれば、今回も、乗り越えていく自信が生まれるのではないでしょうか？
頭の中で、悪い考えが堂々巡りになり、本格的に、ネガティブループにはまり込んでしまう前に、成功体験を思い浮かべることで、きっと明るく前向きな気持ちになれるはずです。
まとめ
恋愛には不安や心配はつきものです。しかし、その不安を常に持ち続けて恋愛をすることは疲れてしまいますよね。自分がすぐネガティブになってしまう事を責めずに自分の特徴のひとつとして受け入れることから始めましょう。人はすぐに気持ちを切り替えて変わることは難しいです。少しずつ自分の不安な気持ちを消化できる方法を見つけたり物事のとらえ方を変えてみるなど変化を楽しめるといいですね。