私って恋愛依存症なの?

恋愛は時には楽しく、悲しいものです。色々な感情が芽生える恋愛ですが、生活の中心が彼氏になってはいませんか。そんなあなたはもしかしたら恋愛依存症かもしれません。

では、そもそも恋愛依存症とはどのような意味なのでしょうか。実は恋愛依存症という言葉は造語で、そのような言葉は辞典には存在しません。

依存症という言葉の意味は、「ある物事に対して依存をしそれがないと身体的、精神的に平常を保てなくなる状態」となっています。そのため、恋愛依存症とは恋愛が生活の一部になり、恋愛で気持ちが一喜一憂してしまうことで、日常生活に支障が出ることを指します。

ではどのような人が恋愛依存症に陥りやすいのか。次のチェック項目で自分がいくつ当てはまるのかチェックしてみましょう。

恋愛依存度 チェック

  1. 連絡がこないとひどく落ち込む。また、自分の文脈が悪かったのかと見直したり何度も携帯を見てしまう
  2. 「好き」「愛してる」などの言葉に弱い
  3. いつか彼が私のもとから離れてしまうのではないかという漠然とした不安がある
  4. 一人が嫌で常にだれかと一緒にいないと不安になってしまう。
  5. 友達よりも彼氏を優先させてしまう
  6. 友達から別れたほうがいいと言われても「そんな彼を理解できるのは私だけ」と聞き入れることができない。
  7. 誰かに必要とされていないと自分の存在価値が見いだせない
  8. 自分が我慢をすればいいと思う
  9. 彼といるときは自分の欠点を忘れることができる

あなたは何個当てはまりましたか。チェック項目が多い人ほど恋愛依存度が高いと言えます。

恋愛依存症を「一途」と勘違いをしてしまう人がいます。一途とは「相手のことを考えられているかどうか」「自分というものをきちんと持っているかどうか」この二点が依存症とは大きく違う点になっています。一途は自分の意志を持ちながら恋愛をしますが、恋愛依存症は相手が中心になってしまいがちです。そのため、相手の気持ちの変化に振り回せれてしまい気持ちが不安定になってしまうことが多いです。

そんな恋愛から抜け出したい!彼氏に依存しないで自立した女を目指したいという方。自分の気持ちに気づけている方はもう自分を変えていく第一歩を踏み出しています。では、恋愛依存症の原因は一体どこにあるのでしょうか。

恋愛依存症になってしまう原因

幼少期の環境

意外にも幼少期の家庭環境が原因の一つとして挙げられます。

例えば

  • 過干渉、過保護
  • ネグレクト
  • 無関心

自分が幼少期に「愛されている」という体験が少ないと自己肯定感が低くなっていきます。「自分はだめな人間だ」「何をやってもうまくいかない」など必要以上に自分を卑下する思考回路になり自信がなくなっていきます。そして、自分の存在価値を見出すことができず、自分を必要としてくれる人がいてこそ自分の存在価値があるという考えになり、結果的に恋愛に依存しやすくなります。

相手の要求を拒否をすると孤独になるという不安感から自己犠牲をしてでも相手の要求に応えようとします。そうなってしまうと恋愛でも我慢することが多く、相手の要求にすべて応えようとイエスマンになり日常的にストレスが溜まっていくでしょう。

また、親の過干渉や過保護にも原因があります。「〇〇な男はだめ」など恋愛にも干渉があると「親が喜ばない恋愛はしてはいけない」という思考になります。そのため自分が好きでもない人と付き合ってしまい、恋愛がうまくいかないという傾向もあります。

過去恋愛にトラウマがある

恋愛はいいことばかりではなく、悲しかったり辛い、苦しいなどの気持ちを経験するときもあります。そのような過去の経験から「もうあのような思いはしたくない」と自分自身にバリアを張り、自分が傷つかないように相手の思うように行動をしてしまう傾向があります。過去の恋愛と今の恋愛を比べてしまうのは相手にとってどうなのか。また、新しい恋愛を楽しみたいという気持ちが少しでもあるのであれば、過去のことは過去のこと!と少し気持ちを割り切って今の恋愛に向き合ってみるといいでしょう。

相手に尽くしすぎてしまう

相手が喜んでくれることに対して自分の存在価値を見出そうとし、色々やりすぎてしまっていませんか?

例えば、明日仕事があるのに、夜中に突然会いたいと言われ彼に会いに行く。または、相手がお金に困っているからと言って食事代や交際費をすべて負担をしたり、またはお金を貸してしまうなどが挙げられます。

相手が喜んでくれるからといってイエスマンになってしまうとただの都合の良い女で終わってしまいます。本当に相手が自分のことを想ってくれているのであれば無理な要求をするでしょうか。辛い恋愛こそ燃え上がると勘違いしていませんか。相手の気持ちを考えずに無理を強いられる相手とは当然長く続きません。「彼を守ってあげられるのは自分しかいない!」など過度に彼のことを美化してしまい回りが見えなくなってしまうことが原因の一つとして考えられます。

恋愛依存のメリットとは

では恋愛依存症になってしまうことは悪いことなのか。恋愛依存症に対してネガティブなイメージがありますが、意外にもメリットもあります。

メリット

  • 相手を喜ばせる術を知っている

恋愛依存症の人は常に相手のことを考えており、どのようにしたら相手がよろこんでくれるのかということを自然に行うことができます。相手のために料理をしたり、掃除洗濯をしたり、相手に尽くすことに対して負担に感じることがなく行動することができます。

  • すぐに彼氏ができる

常にだれかと一緒にいたいという気持ちがあるので自分を必要としてくれる人とすぐに恋愛関係につながりやすいです。常に彼氏が途切れないので周りからもモテる女という、イメージを持たれるでしょう。

  • 我慢強くなる

自分の意見をあまり強く出さない人が多いので、わがままな性格ではありません。また、相手の話をすっと聞き入れることができるので我慢強くなります。相手への気持ちに一貫性がありますので、尽くされることが苦ではない男性にはこんなに自分のことを思ってくれるのかと嬉しさを感じられるでしょう。

 

恋愛依存症の改善策とは?

では、彼氏も途切れないし、我慢強くなれるし、このまま恋愛依存の体質でも良いのではと感じた方もいるでしょう。しかし恋愛依存を少しでも改善したいと考えているのなら下記を試してみましょう。

1.相手との距離を保つ

彼から連絡がない!なかなか会えない!もう別れてしまうのかという負の連鎖を想像してしまう時間を作らないように、趣味を見つけ一人の時間を楽しめるようにしましょう。相手との距離を持つことで、彼と過ごす時間以外にも楽しい時間があることを知ることができます。なかなか連絡を取っていなかった友達と会ってみるのもいいでしょう。世界は広く、たくさんの楽しさが世の中にはあふれています。資格の勉強に打ち込んだり、ジムに行き体を鍛えるなどをして自分磨きをしてみましょう。そうすることで恋愛以外にも楽しみを見つけることができます。

2.自分のいいところを探してみる

恋愛依存症の特徴の一つとして挙げられるのが自分への自信のなさ。小さいことでもいいので長所を自分で探してみましょう。(例:身長が高い、字が綺麗、料理が得意など)自分は価値のある存在なんだと行動することで自分に自信を持ちましょう。

恋愛依存症を克服したいと考えた時が自分を変えるチャンスです。誰かに認めてもらうことにすべてを尽くすのではなく自分をまず好きになりましょう。


恋愛をすることはとても素敵なことです。相手に依存してしまうからと恋愛を避けるのではなく、恋愛を楽しみしょう。恋愛経験を通して、自分はどのようにしたらいいのかを振り返り「人に愛され人を愛する」ということができる人になりましょう。