皆様は、シングルマザーと聞くとどのようなことを思い浮かべますか?「苦労がたくさんありそう」など、色々なイメージがあると思います。今回は、そんなシングルマザーの恋愛感情を紐解いていきたいと思います。
シングルマザーの割合
上記でも紹介したように、今回はシングルマザーの恋愛について見ていきたいと思いますが、シングルマザーの人の割合は年々増えています。最初にその事実を提示しておきたいと思います。
今は約123万世帯がシングルマザーというデータが出ています。一般世帯が4885万世帯なので約2.5パーセントの家庭が母子家庭だと言うことがわかります。

シングルマザーの恋愛は難しい??
母子家庭の割合を見てきましたが、シングルマザーが新たに恋愛を始めるのは、難しいと思われがちです。なぜそう思われてしまうのでしょうか?
①忙しいため、出会いの場に行くことが出来ない
シングルマザーの多くは、家事と育児、仕事を全てこなしていることでしょう。平日は、仕事が終わっても一息つく暇もなく、子供のお世話、夕飯の準備、休日においても子供の相手をしなければいけないので、自分の時間を作ることが難しいのです。
②「シングルマザーは恋愛対象外」という男性が多い
これは、シングルマザーの恋愛が難しいと言われる一番の理由だと思います。ある調査では、6割近くの男性が「シングルマザーの方は恋愛対象に入らない」と回答しています。とある一例を紹介します。ある女性が、男性とデートしている時に、「自分には子供がいる」と伝えたところその男性は、「子持ちだと知ってたらデートしなかったのに…」と言ったようです。その女性は、それがきっかけで恋愛することが怖くなってしまったようです。
③デートにかけることが出来るお金が無い
シングルマザーの方は、一般世帯に比べ自由に使うことができるお金が少ないことが多いです。子供のお世話に使うお金に加えて、デート代、食事代、交通費などがかかってしまうとなると、デートに行くことが出来る回数も制限され、経済的にも負担になることから、それを理由に別れを切り出す方も少なくないようです。
④子供がいるため、彼氏との時間を取ることが出来ない
仮に素敵な男性と出会うことが出来ても、厳しい状況が待っています。「お泊まりなどの夜のデートが難しい」「子供が急に風邪をひいてしまってドタキャン」「子供がいない女性に比べて会うことの出来る頻度が少ない」などです。こうなると、男性側が恋愛を諦めてしまうパターンが多くなってしまいます。
⑤周りからの視線
悲しいことに、周りからの視線というのも、シングルマザーが恋愛に1歩踏み出すのが難しくなるという大きな理由の一つになってしまいます。だんだんと離婚が珍しくなくなってきた世の中ではありますが、シングルマザーが恋愛することに関して、「男性と会う時間があるのなら、子供の面倒を見てたくさん遊んであげて欲しい」という意見の方が多いのも現状です。もちろん、シングルマザーの恋愛について理解してくれる人はたくさんいますが、全員が全員そうでは無いというのが現実であります。
解決方法はあるのか!?
①マッチングアプリを活用して、スキマ時間に合う
出会いの場に行かずに出会うことが出来れば、それほど最高なことはありません。マッチングアプリを利用すれば、ちょっとした自分の時間に、会うことが可能になります。しかも、婚活パーティに行ったりするよりも、出会える男性の候補数も圧倒的に多いです。ただ、変な人もたくさんいるので人の見極めはとても大切になってくると思います。
②シングルマザーOKの男性と確実に出会うことの出来るアプリを利用する
マッチングアプリを利用することは上記で紹介しましたが、いくら良い男性とマッチすることが出来ても、シングルマザーがOKでないと意味がないですよね。実は、「シングルマザーとの出会いを希望する男性限定」のマッチングアプリがあるんです!このようなシングルマザー向けのマッチングアプリを使うことで、「シングルマザーNG」という男性とのやり取りの中で、お金、心、時間を消費してしまうことはありません。
③経済状況を彼にも伝え、デート代の相談をする
デート代が払えないことは、シングルマザーの大きな課題でもあります。そんな時こそ、相手の男性に頼るべきです。男性は、シングルマザーの経済状況が厳しいことを頭では理解していても、経験が少ない方が多いはずなので、どこまでしてあげたらいいかわからないという方が多いようです。だからこそ絶対に彼に伝えた方がいいことは「経済的に苦しいことを正直に伝え、デート代の負担を相談してみる」ことです。ここで大切になってくるのは、「デート代の相談をするのは、これからもあなたと付き合っていたいからだよ」と素直に気持ちを伝えることです。もし、その相談をした時に、相手側が相談に乗ってくれない、あまり負担してくれない、相談したら連絡が途絶えたなどがあったら、残念ではありますが、その男性とのお別れを考えた方がいいでしょう。
④子供を預かってくれる預かり先を、複数持つ
デートの度に、ベビーシッターに頼んでいるとそれこそお金がかかってしまいます。大事なのは、「無料で預かってくれる候補を持っておく」ことです。親、ママ友、元夫が候補に上がるでしょう。親は1番楽に預けられると思いますが、子供のテンションについていけなくなる(孫疲れ)がないように、配慮してあげることが大切になってきます。ママ友の場合は、預かってもらった時にはお礼の品を渡したり、反対にママ友が出かける時は相手の子供を預かってあげるなどすると、お互い助け合いやすくなります。元夫に関しては、お別れした状況にもよりますが、子供が元夫に良い印象を持っていた時に会わせないとなると、健全な育成に必要な「親へのポジティブなイメージ」を壊してしまう可能性があります。そのため、子供のためにも、自分の良い恋愛のためにも、預け先の候補の中に「元夫」を入れることを検討してみてください。
※ただし、DVなどをされて別れた場合は話は別です。
⑤シングルマザーに対して、否定的な人とは距離を置く
仕事の関係だったり、その状況によって難しいかもしれませんが、否定的な意見を持った人との関係がプラスになることは100%ありません。むしろ、その人からストレスが与えられ、無意識に子供・周りの大切な人への態度に現れてしまうかもしれません。そのストレスが、DVに繋がってしまうことも絶対ないとは言いきれません。

シングルマザーが恋愛に発展していくきっかけ
〇職場・仕事関係での出会い
職場の同僚の方は とは、恋愛関係に発展しやすいきっかけのひとつです。接している時間が長いので、お互いの理解を深めやすいです。「仕事関係で恋愛に発展するのは無理」と考えている人も多いと思いますが、初めから決めつけず視野を広く持つことが大切です。ただ、仕事に支障が出ないような関係作りが重要になってきます。
〇友人の紹介
様々な事情や、恋愛観を理解してくれているお友達に異性を紹介してもらうのもひとつの手だと思います。友人に協力してもらえるため、関係性が円滑に進みやすいです。ただその分、「相手を見定めにくい」、「断りずらい」、「仲を取り持ってくれたしてくれた友人への気遣い」などのデメリットがあることも把握しておきましょう。
〇子供を通じた出会い
子供の幼稚園、保育園の送迎や、そこでのイベント、習い事などで新たな出会いが見つかることもあるようです。お互いシングル同士で意気投合するケースが多いようです。これは、運と言っても過言ではありませんが、いつこのようなことがあってもいい方向に進むように日頃の自分磨きは必要です。

シングルマザーの恋愛に対しての心理とは?
◎子供以上のものは無い
そう決意している女性が多いため、必然的に、恋愛はしたいけど自分でストップをかけてしまっている女性が多いのも事実です。恋をするとその人の事で脳内が溢れてしまう人と、逆に母親として頑張る活力にすることができる人もいます。前者の場合は、育児放棄しやすいというデータ結果もあります。
◎「恋愛はご法度」と考えている人が多い
そのため、良いなぁと感じる異性がいても自分では先に進めていくことがなかなか難しいです。自分は、子供の幸せのために、迷惑をかけてしまった親のために幸せになってはいけないと思い込む人もかなり多いです。相手に迷惑がかかってしまう、子供に可哀想な思いをさせてしまうかもなど、行動する前に考え込んでしまう傾向がありますね。
◎モテるはずがないと思い込む
離婚で心に傷を負ってしまっているシングルマザーは、恋愛面に関してプラスの感情を持っている人は少ないでしょう。自分に近寄ってくる人は、下心丸出しの人だけだと思ってしまうようです。
◎離婚によるトラウマがある
離婚された理由による部分がありますが、元夫から大きな心の傷や暴力などを受けていることもあります。浮気、DVなどで大きな裏切りをされて、人間不審になっている場合も少なくないでしょう。相手が悪いとわかっている場合にも関わらず、心のどこかでは夫にそのような行動をさせてしまったのには、自分にも非があると思い、次の恋愛相手とも同じ状況になってしまったら、もう立ち直ることができないのではないかと考えてしまいます。
◎男を見る目を信じていない
シングルマザーに関わることなく、恋愛や結婚で失敗してしまうと、自分の人を見る目がなかったからこういう結果を招いてしまったのかもしれないと自信をなくしてしまうことが多いです。仲の良い夫婦を目撃すると、なんで自分だけこんな状況になってしまっているのか考え込んでしまいます。自分よりも容姿が下で、仕事もできない女性でも、良い夫がいて、家族みんなが仲良く生活をしているというのを見聞きしただけで敗北感を感じてしまうのです。

しかし、もちろんシングルマザーを魅力的だと考える人もいます。
その理由は以下の通りです。
◎精神的に独立している(メンタルが強い)
◎優しくて、包容力がある
◎「恋愛は二の次」というスタンスの人が多い=恋愛に依存しなそうなイメージがある
◎大人で頼りがいがある
◎自分が「守ってあげたい」と思う
恋愛においてはこの辺をアピールしていくとよいでしょう。
シングルマザーの恋愛において、子供を傷つけないようにするには!?
●「結婚する気はなく、恋愛を楽しみたい」と思ってるだけなら、その存在を子供に言う必要はないと思います。もし子供が成人している場合や、ある程度大きくなっていたら「好きな人が出来た」と伝えても、理解してくれると思うし、喜んでくれると思います。しかし、子供が小さい時に言ってしまうのは、動揺させてしまったり、わざわざヤキモチをやかしてしまうだけで、子供の心に傷を負わせてしまう場合もあります。
●恋愛していても子供は最優先。子供は親に1番愛される存在でいたいものです。これは、どんなに小さな子供でも、思春期真っ盛りの子供でも同じことが言えます。どんな年齢、どんな状況でも子供を最優先することを心がけましょう。
●女性の顔と、母親の顔の切り替えをする。子供にとっては、母親の女性としての顔や態度を見ることは、抵抗があったり、傷ついてしまうことがあります。元々、親子で過ごしてきて、母親の女性としての顔を見る機会が少ないのもシングルマザーの子供の特徴でもあります。子供の前で彼の話をしたり、電話やメールをすることもなるべく控えた方がいいと思います。
●子供の気持ちを読み取ってあげる。シングルマザーの子供は、母親のことを自然と気遣ってくれる傾向があります。簡単に言うと2パターンの子がいます。1つは上記のような気遣いのできる子、2つは極端に甘えてわがままをいってしまう子です。「お母さんに無理をさせないようにしよう」「お母さんにどうやったら喜んで貰えるかな?」など、親の気持ちに答えようとする大人な対応をしてくれることがあるようです。だからその分、本音を言うのに戸惑ってしまう子が多いように感じます。その本心を読み取って、しっかり聞き出してあげられるかの心の余裕を持って、接してあげることが最重要です。

シングルマザーの恋愛において多い悩みは?
難しいと思われている理由と重複する部分もありますが、紹介していきたいと思います。
①シングルマザーであるという告白のタイミング
出会い方や状況によりますが、相手はシングルマザーであることは知らない場合がありますね。特に相手が未婚だったら尚更、「引かれてしまうのでは無いか」という思いが先立ってなかなか言うことが出来ないようです。
②相手の親に反対されやすい
相手の同意があったとしても、相手の親が「未婚同士がいい」「子供がいると難しい」など冷たい対応を取られてしまうことも少なくないので、悩みのひとつになりやすいです。
③軽い女と思われやすい
離婚歴があるシングルマザーというだけで偏見を持たれてしまうことがあるようです。「恋愛経験豊富」「すぐ男を乗り換える」といったイメージを持たれてしまうことがあり、真剣な恋愛に発展しないことがあるようです。遊びを目的とした男性に声をかけられやすいのもシングルマザーの特徴かもしれません。
④未婚男性に負い目を感じてしまいやすい
シングルマザーは、バツイチに対しての引け目がないと言ってしまえば嘘になります。未婚者と、離婚経験者の、相手と、自分の関係が一緒の立場に立っていないように感じてしまうことがあるようです。
⑤子供との対面の時期
子供にとって繊細な問題であるので、時期を選ぶことは大切だと思います。
⑥再婚を躊躇してしまう
これは当然といえば当然のことだと思います。「また失敗してしまったらどうしよう」など色々考えてしまって、再婚への1歩を踏み出せない人もいるみたいです。今度は失敗したくないという強い思いから躊躇の気持ちに繋がってしまうのでしょう。
⑦元夫への報告
他の誰かから耳に入るより、自分で言った方がいいのかなとか、自分だけ幸せになって…と思われるかな?などから、元夫へ報告するかどうか悩む人もいるみたいです。複雑な思いが交差し、新しく出来た彼氏の存在、再婚の可能性の報告を億劫に感じやすいのも悩みのひとつですね。
まとめ
今回は、シングルマザーの恋愛について色々な観点から見てきましたね。シングルマザーだからだと言って、特別に感じることは無い、私はそう思います。もちろん子供のことを最優先で考えることは大切です。しかし、自分の人生です。この人と恋愛したいと思ったら自分の感情に素直になれば良いと私は思います。シングルマザーで恋愛に迷ってる方の役に立てることが出来れば幸いです。この記事をご覧くださってありがとうございました!