素直になれない心理とは
恋愛に素直になれない人は意外に多く、幸せをつかみそこねて後悔してばかりいる人は、失敗を繰り返してどんどん恋することから遠ざかってしまいます。自分を変えたいと思っている人は、まず素直になれない理由について考えてみましょう。
自分に自信がなく謙遜し過ぎる
素直になれない人の大半は、自分に自信がなく「自分なんか」という言葉が口癖になっている人も多いようです。はじめはただ機械的に謙遜していただけだとしても、次第に自己暗示にかかって自信がなくなるというケースもあります。ビジネスや冠婚葬祭などの場面では謙遜は美徳かもしれませんが、プライベートの恋愛で謙遜してもあまりいい効果はないのでやめましょう。
周囲に馬鹿にされたくない見栄っぱり
人の目を気にして素直になれない人は、恋愛を周囲に悟られたくないと思ったり、理想の相手より劣る男性と恋愛関係になりたくないのでしょう。意識が高いのはいいことなのですが、人生は理想通りにはいかないものなので、現実を見据えた判断をしたほうがいい場合があります。少なくとも相手に失礼な言動だけは避けるようにしましょう。
自分のキャラを演じ過ぎて譲れない
素直になれない人が悩むのは、自分がこれまで積み上げてきたキャラクターが、恋愛によって崩れるのではないかという不安です。とくにクールなキャラやサバサバしたキャラで生きてきた人は、恋愛する自分のイメージが湧かず、また周囲に何か言われることを想像すると恋愛どころではなくなるようです。自尊心が崩れ去ったらどうしようと思い悩んでしまうのでしょう。
裏事情を知り過ぎて自由に行動できない
素直になれない人は自身の性格の問題だけではなく、友人達の事情を知り過ぎたために、結果的に身動きが取れなくなってしまうこともあるようです。とくに親友の片思いの相手に告白されたりすると、どうしていいかわからず素直ではない反応をしてしまうでしょう。また友人を泣かせた男性にアプローチされるなど、立場的に素直になれない場合があるようです。
素直になれないひねくれ女子が損する理由
相手に本音が伝わらない
本当は嬉しくても素直に反応できないでいると、相手はアプローチが失敗したと勘違いして2度と同じことをしてくれなくなります。本音を伝えるのは難しいことかもしれませんが、相手だって決心するまで悩んだり苦しんだりしているのですから、嫌いではないのなら感謝の気持ちを伝えるべきでしょう。人の行為を無駄にすると、敵を増やして辛い結果に繋がりやすくなります。
本音を伝えるには言葉だけでなく、笑顔をみせたり文章を送るなどさまざまな方法があります。とにかく照れ隠しで怒ったりすると、他人からは本心が窺い知れませんので、そのまま怒ったという事実だけが伝わって誤解の原因になりやすいので注意しましょう。あなたの行動を良心的に解説してくれる親友がいればいいですが、人によっては子供っぽいと感じるかもしれません。
マイナススタートの恋になりがち
素直になれない人として周囲に認識されると、ひねくれ女子としての評判がみんなに知れ渡り、男性から敬遠され恋愛対象にしてもらえなくなります。自分ではたいしたことないと思っていても、恋愛をしようと考えている人達はつねに異性の情報を真剣にやり取りしているので、思いもよらない疎遠な人にまであなたの悪評は伝わっているでしょう。
相手から恋愛対象にしてもらえないと、自分からアプローチしようと思ってもなかなかうまくいきません。下手をするとひねくれ女子の評判が邪魔をして、初っ端から拒否される可能性があります。両思いになるための努力をする前に、まず恋愛対象になる努力が必要になるので、素直な人と比べるとマイナスからのスタートになってしまいます。
せっかくのチャンスを逃す
人生はタイミングによってまったく違う流れに変化するので、素直になれない人はチャンスを逃して理想の人生を歩めません。ビジネスでは何度も営業を重ねることが誠意の証として考えられていますが、恋愛においては1発勝負なところがありますので、素直になれなかったからといってもう一度相手からアプローチがあるとは考えないほうがいいでしょう。
とくに男性はストーカー扱いを避けるため、女性に拒否されるとすぐ引き下がるようになりました。照れ隠しで相手の告白を断ったりするとチャンスを逃すことになりますので、恋愛の場面では素直に行動するよう心がけましょう。
こじれたらリカバーできない
素直になれない人は、問題ないときでさえ上手く立ち回れないわけですから、トラブルが起こってからではもうどうしようもなくなります。相手に誤解や怒りの種を与えてしまうと、何かと真逆の解釈をされて溝がどんどん深まります。素直になれない人はどちらかというと人間関係に疎い人が多く、嫌われたら諦めるしかなくなってしまいます。
相手との関係がこじれても余裕で直せるという自信がないのなら、はじめから素直に対応したほうがいいでしょう。素直な人でさえ、掛け違えたボタンを元に戻すのは難しいものなので、素直になれない人が踏み込んでどうにかなるものではありません。
どうしても素直になれないときの対処法
相手の気持ちになって考える
素直になれないのは、自分本位になってしまっているからです。自分が恥ずかしかったり辛いなど、自分のことに集中してしまうと、相手のことがみえなくなってしまいます。相手がなぜその行動をしているのか、相手の事情や気持ち、緊張しているのを隠していることや、前日考え過ぎて寝てないかもしれないなど、相手を観察してその内面を推察してみるといいでしょう。
相手に意識を向けると、自然に外向きの気持ちになりますので、素直に対応できるようになるでしょう。自分に意識を向けると途端に恥ずかしくなってくるので、一緒にいる間はできるだけ相手に集中するようにしましょう。
素直になれなくてごめんと謝る
相手に悪いことをしてしまったら、できるだけ早めに「素直になれなくてごめん」と伝えましょう。2人だけで会っているときなら沈黙が漂った瞬間に謝っておくといいでしょう。相手があなたに好意的な気持ちがあれば、いろいろと察して理解してくれるはずです。とにかく意味がわからないことが一番人をイライラさせるので、事情を伝えることができれば丸く収まります。
もし周囲に人がいてすぐ謝ることができない場合は、できればその日のうちにタイミングを見計らって電話などで謝っておきましょう。人は嫌なことがあると、夜中に考え込んで答えを出す傾向にありますので、数日置いてしまうと相手の中では終わった話になっている可能性があります。
文章で本音を伝える
面と向かって素直になれないときでも、なぜか文章では本音が書ける場合があります。相手に素直でない対応をしてしまったと思うなら、メールやSNSなどで本心を伝えるようにしましょう。フォローを入れると相手の態度がやわらいで、人間関係が円滑に進むようになります。態度で示したつもりでも、相手は確証がないと気のせいだと思って迷うかもしれません。
人によっては悩み疲れてどうでも良くなってしまう場合があるので、誤解を与えたまま放置すると面倒な女として切り捨てられてしまいます。できるだけ早めに文章で本音を伝え、素直になれないことを自分でも悩んでいると明かしてしまうといいかもしれません。男性は女性の悩みに寄り添って助けになりたいと考える人が多いので、頼れる存在になってくれるでしょう。
別の誰かになりきってみる
いまの自分のままでは素直になれないという人は、誰か別の素直なキャラになりきってみるといいでしょう。自分だったらこんなことしないと思うと照れてしまいますが、もし素直なあの人だったら…と考えるとできることが増えていきます。漠然と素直さについて考えるとモヤモヤして細部がイメージできませんが、見本がいれば明確に再現することができるのです。
これは絵を描くときと同じで、脳がはっきりとイメージできるものは上手に描けますが、記憶が曖昧だとぼやけた絵しか描けません。よくわからない素直さの概念をを実践できずに悩むより、誰かの真似をしたほうが素直な行動について学べるでしょう。
素直になれない自分が愛されるには
理解してくれる人を大切にする
素直になれないと孤立してしまい、周囲から理解されにくくなります。自分を理解してくれる人と出会ったら、必ず大切にしましょう。どんなに変わっている人でも、親友が1人いるだけで「面白い人」と解釈され、みんなに愛されるキャラになるでしょう。人間は第三者の評価を信用する傾向があるので、親友が第三者としてあなたを評価していれば周りが徐々についてくるはずです。
感謝だけは絶対言葉で伝える
どんなにひねくれたことばかりしていても、感謝の言葉を必ず伝えていれば、人間的に信用できる人として愛されるようになります。感謝の言葉を大切にする人は一般的に信用されやすく、多少の嫌味も好意的に受け取ってもらえます。また感謝の言葉を何度も繰り返すうちに、自分の意識が変化して素直な気持ちで人と接することができるようになるでしょう。
素直になれないキャラを全面に押し出す
どうしても素直になれない場合は「素直になれないキャラ」を確立してしまうといいでしょう。中途半端に自分の欠点を隠して常識人になろうとすると、相手の期待を裏切ってトラブルに発展しやすくなってしまいます。はじめから向こうに覚悟をしてもらうようにすれば、自分らしくいるだけで人間関係が楽になり、いつか愛されるようになるでしょう。
プラスの言葉を意識して発する
素直になれない人は、マイナスの言葉を発しがちです。意識してプラスの言葉ばかり言うように心がけていれば、あなたの言葉を気に入る人が増え、次第に愛される人間になるかもしれません。また言い換えの技術を学んで、同じことでもプラスの言葉を使って表現するようにしていれば、だんだん自分の気持ちが変化して明るい性格になり、周囲から愛されるようになるでしょう。
まとめ
素直になれない人は、恋愛では損してばかりでいいことは何もありません。男性は証拠や論理性を重要視する人が多いため、目に見える判断材料が悪く理不尽な対応ばかりされると失望して去っていくでしょう。嫌いな相手ならとくに問題はないかもしれませんが、好きな人に素直になれないと一生を棒に振る可能性がありますので注意してくださいね。