職場恋愛をする上で注意点やリスクについて
職場恋愛には、常に一緒にいられるというメリットがありますが、その分、必ずリスクがあるというデメリットもあります。どのようなリスクが待ち受けているのかあらかじめ理解しておくことが、職場恋愛を楽しむコツと言えます。
【職場恋愛で起こりうるリスク】
職場での評価につながる
実際には恋愛と無関係だったとしても、何かあったときに仕事での評価が下がってしまうというリスクがあります。
付き合っている相手をチームリーダーに任命したり高評価を与えたりすると、公私混同している、フェアじゃないと同僚に思わせてしまうリスクもあるので、周囲には恋愛関係を知られないように気を付けた方が良いですね。
嫉妬は信頼関係に響く
恋愛関係が職場に知られていなかったとしても、二人の関係にひびが入る可能性もあります。職場恋愛中は、仕事のことで別の人と仲良くしている姿を見たときに嫉妬してしまうことが考えられます。
嫉妬心を抑え込むことができれば良いですが、態度に出してしまうようなら、二人の関係悪化につながるかもしれません。
噂が立ちやすい
職場恋愛は、よほど気を付けていないと周囲にバレてしまいがち。プライベートを口に出していなくても、ちょっとした態度や視線で気付く人もいます。
そこから部署内に広まり上司の耳にも入ってしまうと、噂されやすくなり、たまたまかぶってしまった休憩時間などにも気を遣うようになってしまいます。そんなところから二人の関係がぎくしゃくしてしまうこともあるかもしれません。
別れた後のダメージが大きい
職場恋愛の最大のリスクは、別れたあとも毎日のように顔を合わせなければならないということ。別れたからと言って関係を切ることはできず、仕事上、話さない、関わらないことは不可能に近いときは、精神的にとてもつらくなります。職場恋愛が周囲にバレていたときはさらに居づらくなり、最悪の場合、辞めてしまう人もいるようです。
恋のライバルがいる可能性も
職場恋愛は、一般的には周囲に秘密にするものです。周囲はあなたや恋人がフリーだと思っているため、どちらかがデートに誘われることも考えられます。
それがきっかけで二人の関係がぎくしゃくしたり、三角関係に発展してしまったり、余計な嫉妬をしてしまったりなど、恋のライバルに振り回されてしまう可能性があります。
【職場恋愛をする上での注意点】
職場恋愛には、暗黙の了解とも言えるルールがあります。ルールを守らないと後々面倒なことになりますので、職場恋愛ならではのルールを守ることで、仕事もプライベートも充実させましょう。
公私混同は絶対にしない
恋人と営業や出張デートをする、特に理由もないのにペアになるように仕組むなど、プライベートを仕事に持ち込むことは絶対にしてはいけません。付き合い始めは浮かれてしまいがちですし、そういった権限のある人だったらなおさら、公私混同は厳禁と心に決めましょう。
基本的に秘密にしておく
職場恋愛は、周囲に知られることのメリットはほとんどないと言っていいでしょう。同僚に良く思われない、別れたあとに気まずいなど、結果的にお互いのためになりません。ベストは、結婚をするタイミングでの公表です。いきなり結婚式の招待状という展開に抵抗がある場合は、婚約した時点で上司に報告、親しい人に明かせばOK。こういった話は広まるのが早いので、あっという間に周知の事実になりますよ。
職場恋愛をする上での覚悟をしておくべきこと
どんなに大好きな相手でも会社は会社、恋愛とは別
基本、職場恋愛をしているならば、二人が交際していることは周囲には秘密にすべきです。会社によっては職場恋愛を禁止しているところもあるようです。
やはり職場は仕事をする場所、学校ではないのだから社会人らしい行動を心がけるべきですよね。
どんなに近くに大好きな人がいるからといって、話しかけたり共に行動するのはNG。あくまで会社は会社という認識をしっかり持たないといけません。
でもやっぱり大好きな人がそばにいたら、職場だろうが気になってしまうし、意識してしまうのが当たり前ですよね。
そういう自由がきかないところに不満や不安が出てきてしまう人もいるようなので注意しましょう。
また、相手を好きなあまり特別扱いしたり、逆に相手の立場を使って優位に立とうとすることもNG。
これこそ公私混同になってしまいます。もしこういうことをして、恋人関係ということが周囲に分かってしまったら、厳しい会社によってはある程度の処罰だってあるかもしれません。盛り上がる気持ちはよく理解できますが、きっちり線を引くことが大事です。
周囲には極力秘密にしておくこと
もしかすると職場恋愛に寛大でオープンな職場もあるかもしれません。特に職場恋愛から結婚に至ったカップルが多い会社は、オープンとまでいかなくとも恋愛を認めていることだってあるかもしれませんが、できれば周囲には秘密にしておいた方が働く上では何かと都合が良いでしょう。
カップルであることが周囲にバレると何かと面倒だし、例えば女性同士であれば、嫉妬やあらぬ噂を立てられることだってあります。ただ好きで付き合っているだけなのに、立場が悪くなってしまっては仕事もしづらくなってきます。
会社には本当にたくさんの人がいるので、全員が祝福してくれるとは限らないのです。
周囲に伝えるのは結婚が決まったときや同棲をスタートするときなどにしておいて、落ち着くまでは秘密にしておくことことがオススメです。この秘密の関係を守りきれるか、それにはお互い意識して行動に気をつけなければならないし、それは結構大変なことです。
会社以外でも気を抜かずに行動には気をつける
休みこそは堂々と二人っきり、なんて考えはちょっと甘いのかも…休みの日のデート、楽しみたいけれど万が一あなたや相手が職場の近くに住んでいるならば、休日も周囲を気にしなければなりません。休日出勤をしている人もいるかもしれないし、むやみに会社付近を歩き回ることはキケンそのもの。
また、会社の近くではなくても同僚や会社の人が近くに住んでいる場合も注意が必要。バレないようで案外びっくりするようなところで偶然会ってしまったりします。
そうなればたちまち情報が広がって気まずい立場に。
さらに、休日も注意が必要ですが、会社の出勤や退勤も同じ。相手の家から出勤するときは時間差で出勤したりと工夫が必要。
退勤の際も一緒に変えるのもってのほか、遠くの駅で待ち合わせなどしたほうが良いでしょう。
相手の嫌な部分を見る可能性が高い
それは相手だけでなくあなただって同じことですよね。例えば、仕事で失敗して上司に怒られている姿、遅くまで残業してイライラしている姿。さらに同僚と仲良く話す姿、その相手が異性だったらヤキモチを妬くことだってあるはずです。どんなに同僚、会社の仲間だとわかっているとしても、あまりに仲良しな雰囲気になってたら複雑な思いに…普通に付き合ってれば相手がどんな風に働いているか、どんな同僚がいるかなんて、想像することしかできないけれど、同じ会社ともなればそうはいきません。
そういうものを見て気持ちが冷めてしまうことだってあるし、ヤキモチが原因でケンカに発展してしまうことも。ある程度、寛大な目で受け止めてあげることが大切なんです。
噂になる可能性が高い
ここが職場恋愛の難しいところです。自分では意識していなくても、気が緩んだときや無意識に相手に恋人同士の延長で接してしまったり、相手への視線でばれてしまうことだってあるでしょう。不思議なほど勘がいい人というのはいるもので、二人の雰囲気で察する人もいます。また、何気ない世間話からバレることも。例えば、休日に行った場所の話をしていたとします。別に誰と言ったと伝えていなくても、別の場所で相手が同じ会話をしていれば、どこかでその話が巡って二人が同じ場所にいたことがわかってしまう。
バレるときというのはこういうパターンが多いのです。
別れたときの関係が大変になる
職場恋愛で一番大変だと言われているのが、別れたあとのことでしょう。どんなに別れた、悲しいからと言って決して仕事から逃げることはできないのです。
付き合ってるときも周囲にバレないように秘密の関係を保ち続けるのはなかなか難しいものですが、別れてからの職場での関係というのはもっと複雑なのです。
お互いが納得できて別れたのであれば問題はないのかもしれませんが、一方的でどちらかが納得していないと、相手にとって職場というものはは辛いつらい場所になってしまいます。
職場に相手がいるだけで辛いし、話すこともできません。だけど仕事だから恋愛うんぬんは抜きに社会人としての責任があります。
その立場というのが余計とその人を辛くさせるのです。職場恋愛じゃなければ、別れたらそれまでで会うこともないでしょう。
でも、同じ職場にいる限り毎日顔を合わせることになってしまう。
付き合い当初はもちろん別れることなんて考えずに付き合うはずですが、こうしたリスクも職場恋愛には潜んでいるということを頭の片隅においておいたほうがよさそうですね。
あなたがもし今の仕事が大好きならば、きっと転職や退職というのは辛すぎるものになるはずです。たとえ、二人の関係がうまくいってたとしても、仕事の立場上付き合ったまま仕事を続けるのは難しくなることもあるかもしれません。また、別れてしまった場合もどちらかが転職・退職する可能性があります。
やはり相手に未練が残ったまま同じ職場にい続けるのはどんなにオン・オフの切り替えができていたとしても辛いはずです。
自分を追い込んでしまう人だって中にはいます。職場恋愛で転職・退職となりやすいのは女性で、男性は仕事での立場上その会社に残るパターンが多いですので、気を付けましょう。
職場恋愛はルールを決めて上手く恋愛しよう!
プライベートな事を職場で話しすぎない
、二人っきりで過ごすプライベートな時間に仕事の話しをしすぎてしまわないように注意をする必要もあるでしょう。 いくら恋人同士とはいえ、社内の仕事に関する機密情報をばらしても良いというわけではありません。 付き合っているからこそ、あれやこれや話してしまいたくなるのも分かります。 しかし、機密情報は機密情報なのでそこはきちんと守るべきだと言えるのです。 同じ職場で色々な話しが通じるからこそ、意外とこれが難しいんですよね…。 「これは絶対に他の人に言ったらダメだよ」と伝えたとしても、何かの拍子に恋人が口を滑らせてしまって「どうしてその情報を知っているの?」となるとやっぱり周りの人からは間違いなく信用を失います。
交際宣言はしない
社内での恋愛が実ってお付き合いをはじめた時にあえて「お付き合いをすることになりました!」なんて交際宣言をしてしまう人もいます。しかし、こういった大ぴらな「交際宣言はしない」というのも社内恋愛する際の鉄則といえば鉄則です。 「付き合っています」なんて宣言されたところで「だから何?」という感じもしますし、余計な気をつかってしまいますよね。 二人をよく思わない人達に陥れられるようなことをされてしまうかもしれません。 お互いを大切に思うのなら、交際宣言はあえてしないでお互いが働きやすい環境を守ることを優先させるべきでしょう。 いくらアットホームな社内の雰囲気であっても、からかわれたりすることが苦痛になってくることもあります。隠す必要もないと言えばないのですが、あえて交際宣言をするのは注意が必要です。
職場の飲み会では近くに座らない
同じ職場だということは、新年会や忘年会、歓送迎会など職場の飲み会の場でも一緒になるということです。 お酒の場で恋人と近くの席に座ってしまうと、周りの人は「あの二人は付き合っているのだから…」と気を遣ってしまいます。 例えば、話しの内容だったりなんだりで「余計なことを言うと喧嘩になっちゃうかな?」なんて気を遣わせてしまうんですよね。また、お酒を飲んでいるということで判断力が鈍って喧嘩の元になるような話しを自らしてしまうということもあります。 なので、お酒を飲むような場では遠くの席に座ってお互いの時間を楽しむのが社内恋愛する際の鉄則! お酒って良い気分にもなりますがお酒を飲んでいることで失敗をしてしまうこともありますからね。 職場の飲み会が原因で喧嘩をしてしまって周りの人に気を遣わせるなんて最悪なパターンにならないように注意しましょう。
アイコンタクトをとらない
社内恋愛をしていると、ついついやってしまいがちなのが「アイコンタクト」です。 やっぱり職場に好きな人や付き合っている人がいると、見てしまいますよね。 付き合っているカップルだとアイコンタクト送り合ってしまう人も多いでしょう。 しかし、バレないようにアイコンタクトをとっているつもりでも実はバレバレです。 ちょっと目を合わせて微笑み合っていたりすると「ん??」と思われてしまいます。 アイコンタクトで二人の距離感ってなんとなくわかってしまうんですよね。 なので、アイコンタクトは絶対にとらないように!!!! 気になってしまうかもしれませんが、視線を向けないようにすること社内恋愛を上手に隠す上で大切になってきます。
出社時間や帰宅時間は絶対にずらす
たまに偶然で出社時間や退社時間が重なることもあるでしょう。 しかし、それが毎回だと流石に「二人で合わせてる?」と思われてしまいます。 社内恋愛で同棲をしているカップルかもいるかもしれませんが、何も考えずに一緒に出社したり帰宅したりしていると当たり前ですがバレるでしょう。 なので、めんどくさくても電車を1本ずらすなど合わないように出社、退社するというのが上手に隠す方法です。 「だれも見ていないでしょ」とか、「気づかないでしょ」と思うかもしれません。 しかし、見ている人は見ています。お局さんなんかは特によくみていますよ…。 気をつけましょう!
休みを合わせない
カレンダー通りの休日の休みの職場であれば問題ありませんが、シフト制だと休みを同日にしなければ会う時間は確保できませんよね。 しかし、毎度毎度同じ日に休みの希望を出していたら「そんな偶然重なる!?」と怪しまれてしまいます。なので基本的に休みは合わせないということを徹底しましょう。 そうは言っても休みが合わないとデートができなかったりして寂しいですよね。 なので、一ヶ月に1回など間隔を上手にあけて休日を合わせる日もたまには作るというスタイルが良いですね。
職場の近くで会わない
退社時間をずらしても、あまりに会社の近くで待ち合わせて会っているのをバレてしまう可能性が高いです! 「誰にも会いたくない」「見られたくない」と思っているときこそ、誰かに会ってしまうものなんですよね〜。これほんとうに不思議です…。 なので、会社の近くでは会わないようにしましょう。 社内の人に見られなくても、取引先の会社の人に見られてバレてしまうなんてパターンもありえます。 そんなことを言っていたら外で会えなくなってしまいますし、キリないんですが…。 最低限「会社の近くでは合わない」を徹底するのが社内恋愛を隠すテクニックです。
職場恋愛を上手くする方法は公私を分ける事!
職場恋愛で、公私混同をしないように気を付けるようにしたいものですね。どのような点について気を付けたらいいのでしょうか。
下の名前では呼ばない
プライベートでは下の名前で呼ぶのは全然問題はなく、下の名前で呼び合うというのは、それほど2人の距離感が近いという証拠でもあります。
ただ、職場でも同じように彼氏に対して下の名前で話しかけるのは避けましょう。相手を下の名前で呼んでしまうと、同僚からは2人が親密な関係なのだと思われてしまうかもしれません。
また、男性は仕事とプライベートを分けたいと考えている人も多いのです。プライベートでのデートでは嬉しい彼女の呼びかけも、職場になると恥ずかしさもあり、少し控えて欲しいと思ってしまいます。職場では通常の同僚の関係に戻り、できるだけ苗字で呼んだ方がいいかもしれないですね。
デート中に仕事の指摘などはしない
社内恋愛と通常の恋愛の違うところの1つに、彼氏の働く姿を間近で見れることがあります。
普通のカップルなら休日は2人でデートをしても、平日は仕事で会うことができません。相手のデートの時以外の姿や、どんな仕事をしているかもほとんど知る機会もないのではないでしょうか。
ただ、社内恋愛の場合だと、休日にデートをした後でも、平日になれば職場で再び恋人と会うことができます。四六時中一緒に過ごしたいカップルにとって、プライベート以外の時間も恋人の姿を見ることができるのはやっぱり嬉しいですよね。
しかし、それは裏を返せば、仕事での失敗など恥ずかしい姿を見られてしまうことでもあります。職場で上司に怒られている姿は、男性としては彼女には見せたくはないのです。
彼氏が仕事で失敗し恥ずかしい姿を見せてしまうのはまだしも、女性がプライベートのデートでその話を持ち出し、注意点などを指摘するのは絶対に避けましょう。公私を分けたい男性がデートで仕事の話しをされるのを嫌がるというのもありますが、それ以上に自分の恥ずかしい姿を彼女に見られていたことにショックを受けてしまうでしょう。女性にとっては親切心から仕事の改善点を指摘したつもりでも、知らず知らずのうちに男性のプライドを傷つけていたということにもなりかねません。デートではできる限り仕事の話題は避けて、それ以外の話をしましょう。職場で彼氏の仕事の失敗を見たとしても、気づかないふりをするというのも社内恋愛をしている彼氏に対する気遣いでもあるのです。
まとめ
職場恋愛をするには、いろいろなリスクがつきものだという事を含めて付き合う事を考えていった方がいいでしょう。別れた場合や喧嘩をしてしまった時の逃げ場がないのもつらいですよね。公私混同をしない付き合い方ができるという方には、職場恋愛は彼の姿をいつも見る事が出来て幸せな恋愛になるかもしれませんね。