玉ねぎの食べ過ぎは危険!?体に害を与える理由

玉ねぎは、ハンバーグのタネなどのチョイ足しに使われることもあれば、時には玉ねぎサラダなどの主役になることもあります。

調理がしやすく、健康に良いとも聞く…玉ねぎ。

しかし、玉ねぎの食べ過ぎは非常に危険であることをご存知ですか?

 

本記事では「玉ねぎを食べすぎて害になる理由 」「玉ねぎを食べるメリット・デメリット」などを解説いたします!

玉ねぎが体に与える影響を知ることで、健康的に玉ねぎを食べることができます!

是非最後までご覧くださいませ。

玉ねぎの食べ過ぎはよくない?

血液サラサラになると言われる玉ねぎですが、何事も食べすぎや危険!

玉ねぎも食べ過ぎると健康に害を与えることがあります。

玉ねぎを食べすぎて害になる理由

カレー、ハンバーグ、サラダ…さまざまな料理に引っ張りだこな玉ねぎは食べ過ぎることで、以下の症状が出ることもあります。

 

・吐き気や下痢

・頭痛やめまい

・胃もたれ

・貧血

 

玉ねぎを食べた後に、これらの症状が出た時には玉ねぎを食べることを一時中断し体を休めてください。

 

それじゃ、どうしてこんな症状が出るのでしょうか?

まず、玉ねぎには「アリシン」という成分が含まれています。アリシンは、玉ねぎだけじゃなく、ニンニクや長ネギにも含まれている成分です。アリシンは、血液をサラサラにし強い殺菌作用と抗酸化作用があります。

したがって、動脈硬化の予防、生活習慣病の予防、風邪予防、アンチエイジングの効果までも期待できます。

これだけ聞くと、体に害を与えるとはとても考えににくいですよね。

 

しかし、この「アリシン」こそが体に不調をきたす原因となっているのです。

先ほども解説した通り、アリシンは強い殺菌作用がありますが、その反面刺激が強い成分でもありるため、アリシンを過剰に摂取すると、胃腸が強く刺激されて胃酸が多量に分泌されます。よって、胃もたれ・吐き気など胃腸の調子が悪くなります。

下痢や嘔吐をすると、体の中の水分が減ってしまうため、一時的に貧血を起こすこともあります。

 

また、アリシンの副作用は頭痛を引き起こすこともあります。

その理由は、アリシンには血液をサラサラにする作用があるのですが、摂取しすぎると血液が一気に流れるため脳の血管に負担をかけてしまいます。それによって頭痛を引き起こしてしまうのです。

 

玉ねぎの食べ過ぎがいかに危険なのかを知ることができましたでしょうか?

 

玉ねぎはどのくらいの量を食べたら食べ過ぎ?

玉ねぎをどのくらい食べたら危険なのか中毒量などについては、根拠のある情報が存在しません。

しかし、アリシンは加熱することによって、その効果が半減します。アリシンを摂取しすぎた結果、不調をきたすという問題が起きているので、加熱をすることで効果を押さえれば不調になることを避けることができます。

 

ダイエット中で「玉ねぎサラダをたくさん食べたい!」という場合には、切った後の玉ねぎを水にさらすことでアリシンの効果を抑えることができます。

「アリシンの効果を抑えたら、血液サラサラの効果も美容効果もなくなるんじゃ…」と疑問に感じる人もいるかもしれませんね。

たしかに玉ねぎに火を通したり、水にさらすことで効果は半減されてしまいます。しかし、全く効果がなくなるわけではありません。

玉ねぎを食べすぎることで起こる悪影響

玉ねぎは食べ過ぎると不調をきたすことがあります。その他にも玉ねぎを食べ過ぎたことで、さまざまな悪影響を及ぼすことがあります。どのような悪影響を及ぼすのかを下記で解説いたします。


 

玉ねぎを食べ過ぎると口臭が臭くなる

アリシンの成分を含む、玉ねぎ・長ネギ・ニンニクは臭くなる作用があります。

しかも、アリシンが酸化すると硫黄酸化物という成分になるのです。「硫黄」と言えば、温泉街の卵が腐ったような独特の臭いが浮かぶ方も多いかもしれませんね。

この悪臭が胃腸にガスとして留まるため、口臭となってツーンとした匂いが発せられてしまいます。

 

玉ねぎの口臭を消す方法として、マウスウォッシュや歯磨きが考えられますが、悪臭の原因は胃腸の中にあるため、口臭タブレットなど胃の内部から臭いの原因を殺して、口臭を元から除去するタイプのものを選ぶと良いです。

 

玉ねぎを食べ過ぎると体臭が臭くなる

玉ねぎの食べ過ぎは口臭だけではなく、体臭までも臭くなります。

玉ねぎの成分に含まれるアリシンは、血中に溶け込んで体臭の原因となるのです。

ちなみに玉ねぎを摂取して約16時間後に体臭として匂ってくるそうです。しかも、その体臭が完全に取れるまでは二週間もの時間を必要とするのだとか。

玉ねぎを食べた後は、口臭だけではなく体臭にも気を遣わなくてはなりませんので、体臭ケアも忘れずに行いましょう。

 

玉ねぎを食べ過ぎるとおならが臭くなる

おならの匂いは食べたものによって変わってきます。

時々、自分でも「うわっ!クサッ!」となるほどのおならの匂いってありませんか?

これはガスが溜まっている証拠でもあるのですが、実はアリシンの成分が含まれた玉ねぎ・ニンニク・長ネギを多く摂取しすぎたせいでもあるかもしれません。

玉ねぎを食べ過ぎた後におならが臭くなる理由は、口臭の時と同様にアリシンが酸化し硫黄酸化物という成分に変化、それが胃腸の中で留まっていたことが原因です。

 

玉ねぎを食べることで得られる効果

玉ねぎは食べ過ぎると、デメリットが多くあることを解説してきました。上記だけを見ると「悪影響ばかりじゃないか!」と思うかもしれませんが、そんなことはありません。

玉ねぎは適量を摂取することで、さまざまな効果を得ることができるのです!

血液がサラサラになる

「玉ねぎを食べると血液がサラサラになる」と、健康番組などで耳にした方も多くいらっしゃるでしょう。

玉ねぎに含まれるアリシンは、血管を広げて、血液の流れをスムーズにしてくれます。血液が固まることを抑制してくれるため動脈硬化を予防することもできるのです。

現状で血管に異常がない方でも、年齢を重ねるごとに血管は固まってしまうものですから、今からでも積極的に料理に玉ねぎを活用してみましょう。

 

デトックス効果がある

玉ねぎのツーンとした刺激臭にはアリシンが含まれており、アリシンには高いデトックス効果があります。キレート効果といって毒素を挟んで体外に排出してくれるのです。

わざわざエステサロンに通わなくても、玉ねぎを食事に取り入れることでデトックス効果を得られるなんてお得ですよね。

玉ねぎを入れたデトックススープなどのレシピを調べて、作ってみると良いでしょう!

玉ねぎはデトックス効果だけではなく、美肌になるための成分も入っているいためダブルでお得ですよ。

痩せやすくなる

「玉ねぎダイエット」というのを聞いたことはありますか?

玉ねぎはダイエットにも効果が高いのです!

どうして、玉ねぎがダイエットに効果的なのか…

その理由は、玉ねぎに含まれる「ケルセチン」が関わっています。

ケルセチンは、活性酵素の働きを抑制し、脂肪の吸収を抑える働きがあります。

脂肪の吸収を抑えるということは必然的に痩せやすい体質を作り出すことができるため、玉ねぎがダイエットに適していると言われているのです。

まとめ

本記事では「玉ねぎの食べ過ぎは危険!?体に害を与える理由」を解説いたしました。

玉ねぎを食べ過ぎると、さまざまな悪影響があることがおわかりいただけでしょう。

何事も適量で食べるのが一番なのです。

 

しかし、玉ねぎを食べることで嬉しい効果がたくさんあることもご理解いただけたのではないでしょうか?

健康のみならず美容にまで絶大な効果を発揮してくれるのですから、お食事の一品に玉ねぎ料理を入れてみるのもいいでしょう。

あなたにあった玉ねぎ料理を作ってみてはどうでしょうか?